神様のカルテ の初日を連れ合いに引率されて見てきた。
あまりこの映画に興味があった訳ではないのだが、松本でのストーリーとあれば、見に行かない訳にもいかない。
私にはこの映画の主人公と同じように信州大学医学部の医局と信州の民間病院の間を行き来していた同級生が居た。同じクラス、クラブで非常に仲がよく、興味の向きも合っていて、年に1回は会って良く色々な話をしていた。定年後信州に帰ったら、ホームドクターとして、我家の面倒を見てもらう約束だった。
「居た」「約束だった」と過去形で書いたのは、彼は数年前に診療上の色々な問題に疲れ、自死してしまったからだ。
奴の家は、映画と同じように、高校の近くの丘の上にあった。まあ、偶然の一致ではあるのだが。
映画では、松本からの北アルプス、美ヶ原からの富士山、御岳、槍、穂高、それから、池田町の山間の道(サイクリングで行くと鹿島槍や白馬あたりが見えて最高)が美しく映されていた。
信州に帰って、あんな景色を眺めながらのんびり自転車に乗りたいな。
写真は舞台になった相澤病院の屋上から、上高地方面を眺めた所?