逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



二面を家の壁で囲まれた2mx5mの東南の角地にサンルームを建設できればと夢想している。ひさし、雨樋、出窓、エアコン、既設ドアなど、干渉しそうなものが沢山あり、既製品がうまく取り付けられるか心配ではあったが、色々と検討して去年の春、LIXILのテラス屋根を購入してあった。





保管してあった部材をデッキの上で広げてみる。積雪50cmタイプなので、5mの横ビームは厚く結構重い。



凍結により、基礎が持ち上がらない不凍深度の40cm位まで掘り込み、捨てコンを打った上に、支柱の基礎台となる軽石ブロックをレベルと位置を出して設置する。


実は3月に部材を搬入してくれた時、LIXILの代理店の方に、現場を見ていただき、アドバイスを求めていた。「スペースが厳しく、ひょっとしてネジやパッキンが入らないのでは?」と言われていたので、11月に垂木掛けを壁に設置した時、雨樋と出窓の干渉、設置時の部材の取り付けなどを考慮して、完全には水平ではなく、南端を30mmほど高くしておいた。
(左側のこの部分 ↓ が右側より30mmほど高い)



支柱と横ビーム(前枠)を下部を仮固定し、ロープで両側から引っ張りながら、立柱していく。この時はさすがに一人作業と言う訳に行かないので、連れ合いに手伝ってもらう。
両端の垂木で壁の垂木掛けと前枠を連結して、これで一安心。



屋根パネルを下側から入れて、それを中間垂木で所定位置に押し込み固定していく。1mX2mの大きなパネルなので、なかなか所定の位置に入ってくれない。最初は製品付属の黒いプラ治具のみで、組み立てようとしたが、うまく行かない。一方が入れば、パネルの重量で歪んで他方が抜けてしまう。30mm角の角材でパネルの重量を支え、垂木の溝にパネルを押し込む方法を考え出して、ようやく取り付けができるようになった。


図面で検討した時は十分余裕があると思ったが、垂木と出窓の間にはまったく隙間なし。一瞬プロのアドバイス「組み立たないかも?」が頭をよぎるが、下からのネジ止めを上からに変更し垂木を固定。



これで、全部の屋根パネルが嵌まり込んだ。



でも、このままでは屋根パネルは固定されていない。下側から、パッキンビードを打ち込んで、パネルの熱膨張は吸収するが、風や雪で動かないようにしていく。



難題は先ほどのパネルと出窓の間の狭い空間だったが、4mmの板で治具を作り、パッキンを打ち込んだら、上手いこと所定の位置に収まってくれたので、一安心。雪の重量に負けないようにするため、垂木の間に野縁を入れる。これで、テラス屋根の組み立てはほぼ完了。



最後に、風で煽られた時、屋根が持ち上がらないよう、支柱を軽石ブロックに固定し、さらにそれをコンクリートで埋めていく。コンクリートを練るのに昔はバケツとスコップでやっていたが、力が無くなった今は、ドリルにミキサープロペラを取り付けて電動で。



適当に型枠を付けて、ブロックの上15cm程度までコンクリートを流し込む。



で、サンルームになるはずの屋根が完成。将来的には、南側のデッキと同じ高さのデッキを設置し、さらに周囲をガラス窓で囲って、サンルームライクになる予定なのだが、、、、、 まあ、いつになることやら??



プロがやれば2日で完成なのだろうが、一人プラス時々手伝いで5日間プラスα掛かってしまった。今回、寸法的に厳しく、無理矢理の設置だったことと、ウッドデッキ設置の経験から、まあ楽しみながらやれるだろうと、自力設置の道を選んだが、立柱が不安定、さらに部材の組み立てが地上2.5mの高所作業であり、転落の実績がある私がやるべき作業ではなかった。今後はプロにお願いしようと反省した次第。

【追記】
半年後にこの屋根の下に、デッキを付け、サンルーム化計画が少し進んだ。
この他にもスピーネFのテラス屋根は、ガレージの袖屋根とか、私の5帖の秘密基地/工作小屋に使って、比較的廉価に、でも素人DIYの感じのしない、かっこの良い工作物に仕上がっているので、多用させてもらっている。



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