塩尻志学館高校には醸造科と言う学科があって、ワインの醸造免許を持っている。台風の雨が来る前に、一気に収穫しないと、美味しい、糖度の高いブドウが採れない。醸造科の生徒だけでは足りないので、今日の農学校の授業は短時間で切り上げて、まずは野菜の手入れをした後、ブドウ畑へ。ブドウの収穫を手伝うのだ。
醸造科の生徒の育てたブドウは収穫しやすいように、一直線にブドウがなるように仕立てられている。
雨除けの傘が付いているけれど、いくつかの実はしぼんだり、破裂している。
それらのワインに適さない果実を一つづつハサミで切り落として、収穫かごに入れていく。
(黄色の収穫かごは雑菌が付かぬよう、地面に直接置いてはいけないのだとか。)
で、収穫作業の役得。メルローと似た生食用のコンコードの食べ比べ。ワイン用のメルローは小粒で糖度が高く、大変甘い。でも少し渋みがあって、果肉も少し固め。それに比べるとコンコードは適度な甘みで果肉は柔らかめ。
今日収穫したのは、メルロー種を1tonあまり。私はアルコールは飲まないのだが、美味しい赤ワインができればうれしい。