御柱と言えば、諏訪の男性的?暴力的?命懸け?の御柱が有名だ。松本平にも山から木を切り出し、里引き後に神社の4隅に柱を立てる同様の行事がある。
一方、女性的?きらびやかな御柱がこちらの飾り御柱とか、おんべとか言いわれる御柱。
先週、梓川左岸の上野花見の御柱を見て、その美しさに惹かれてしまった私。御柱は小正月の行事で、1,2週間の間は建てられているのだが、梓川を挟んで右岸にある上波田の御柱は1月中旬には倒されてしまうと言うので、今日見学することにしたのだった。
今日も良い天気だ、岩垂原の定点からの穂高連峰。
順調にいつもの北上コースで今井から山形村を抜けて、下原あたりまで来た。奈良井川の上空だけに発生する川霧が松本方面の視界を遮っているが、その上に戸隠、妙高、黒姫が白く輝く。
波田に向けて緩い梓川扇状地を登り始めたら、そこかしこで三九郎の最終仕上げ中。
作業を見守っている保護者の方に上波田の御柱のへの行き方を尋ねると、波田郵便局の横の道を登れとの仰せ。
で、少し仰せとは異なる道を通ってしまったので、少し迷って、下の御柱に到着。 廃仏毀釈で無くなった若澤寺への参道の入り口に掲げられている。
石畳の参道を辿り、中の御柱へ。
そして、とうとう着きました、上の御柱。
青空を背景に、色々な色のおんべが取り付けられた御柱。何か着飾った若い女性のような気がする。
例によって、日の当たる仁王門の前で、御柱を眺めながらエネルギー補給。
この寺/神社には廃仏毀釈で無くなった若澤寺の田村堂という坂上田村麻呂を祭った黄金の厨子があったのだという。今は金箔が剥げて、古い厨子にしか見えないが、昔は雛には稀なミニ金閣寺だったのだろう。(ナビで田村堂で調べると、これら3つの御柱に行きやすい)
ゆっくりと見学した後は、また元の道にもどり、出来上がった三九郎を見物。大小6個の三九郎ができあがっていた。
この後の事は、後日UPの内田の御柱偵察の記事に続く予定。
走った前半のコースはこんな感じ。ダブルクリックで、御柱の位置が分かる地図が開く。