去年秋、麓まで来て、時間が無いのと、1000m登る元気が出なかったので断念した栂池自然園が開園し、水芭蕉が見頃だと聞き、6/17車載輪行でやってきた。松本では青空が覗いていたのに、今日の目的地、自然園辺りは残念ながら雲の中だ。
それでも天気が良くなることを期待して、関係者と自転車以外は閉鎖の林道を登り、ゲレンデの中腹に出た。梅雨の合間なので、湿気が多く、遠くが霞んでいる。
林道の脇には、ヒルクライム用の距離と斜度が解かるポストが所々立てられているのが嬉しい。
道の両脇には所々に季節の花が咲いている。ちょっと桜の花に似ている?グーグルレンズによると、これはウツギの一種かな?
岩岳や八方尾根のスキー場が見えるはずなのだが、ガスっていて、数km先が見えない。今日は景色は諦めかなぁ?
雪解けの谷間に、先日の上高地自然観察ツアーで名前を教えてもらった蕗の葉の上に白い花が咲いたような、サンカヨウが群生している。
標高1550m付近、栂池ロープウェイの乗り継ぎ点、栂の森に到着。一瞬雲が切れて、白馬岳、小蓮華が見えそうになる。天気が良くなるか?
50年前、栂池がホームゲレンデだった頃来ていた馬の背の近くまで登ると、道路脇にまだ雪が残っている。
早大小屋を過ぎると、視界が開け、白馬三山の裾が見え隠れする。杓子岳と白馬岳の間が大雪渓。
登り始めて2時間弱、標高差900mを登って、栂池ヒュッテ下に到着。随分と立派になったなぁ。
と思ったら、記憶にある赤屋根の本物はさらに奥にありました。ヒュッテ前ではアルプスホルンの演奏中。
今を去ること半世紀前、友人のA君、I君と5月連休に馬の背からテントを担ぎ、この辺りで春スキーを楽しんでいたのだが、国鉄ストで交通途絶、その後、周りにテントは張られず、天狗原辺りを3人で独占してスキーをしたことが懐かしく思い出される。
さてと、ここ、栂池自然園からは自転車は勿論侵入禁止。持参の軽いウォーキングシューズに履き替え、自転車を括り付けて、自然園に入場。
と、900m登ったのはこんなコース。自然園散策と下りのことはまた次の記事で。