親戚から、通販で半年前に買った某C国製のインパクトレンチ、速度調整ができなくなったので、分解したら、組立て不可能になってしまったので、何とかならないかとの相談。送られてきた写真だと、分解時、この部分の部品が飛び出してきたとのこと。
一年以内なら通販先で交換してくれるのでは?と申し上げたら、保証書や購入記録が分からないとのこと。直るか??なのだが、宅急便で送ってもらうことに。
某C国製、安かろうXXかろうの製品だと思って、到着した品物を見ると、確かにC国製なるもB&Dのインパクトレンチではないか!B&Dならそれなりの品物のはずなので、直るかな??と、とにかく組立にトライ。この小物の黒色部品がどう入っていたかを推定し、下半ケーシングに上半ケーシングを嵌め込もうとするも、全然組立たらない。構造を詳細に観察すると、どうやった所で、組立不可能と思われる。よほど特殊な圧迫治具でもない限り、組立つはずがない構造である。品物には分解時に付けたと思われる、ドライバーでのコジリ傷があるので、分解はできた、でも組立つ構造ではない。
EAI800やもう一つのEIH183という型番からB&Dのサイトを検索するも、ユーザー登録しないと、取説などはダウンロードできない。
まいったぁ~ と思って何気にサイトを彷徨っていたら、本品はインパクトレンチではなく、マルチツールであることが判明。つまり、一体だと思っていた銀色のヘッド部分は取り外し可能なのだ!組立に干渉していたのはヘッド部分。
使用目的が分からなかった黒色の小部品は、マルチツールを取り換えた時のトリガーの動作をコントロールするカムのようだ。
で、銀色部分を取り外して、部品を組み立てると、数回のトライアル後、無事組立完了。
モーターを回してみると確かに起動がおかしい。トリガーをゆっくり引いても、かなり引いた所で全速回転してしまい、低速回転ができない。
こんな時は接点復活剤をトライアル。極わずかをブラシと整流子に塗り、トリガーのスイッチには沢山の接点復活剤をスプレー。
最終的に組立し、動作確認。最初は低速回転が不安定で有ったが、何回か慣らし運転をしたら、安定して低速回転ができるようになった。
我家にあるブラックアンドデッカーと言えば、半額セールで売っていた、非B&D色、水色の小型ドライバーのみ。こんな高い工具はなかなか買えないのだが、ひとまず組立ち、動作するようになって良かった。
でも、本当に直ったかは?? 症状再発の可能性もあるし、多分製造日である2019-03-9なる刻印もあるのでB&Dに文句を言って、取り換えてもらうのがベストとは思う。
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写真のように分解できないか、機械屋の畑仲間に頼んでみます。