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この時期 ほどよく発酵し酸味の出てくるきゅうりの漬物。
酸っぱい=腐る ではなく
乳酸菌がついて発酵し
酸味など味に深みが出てきている状態の物です。
乳酸菌といって頭にすぐに浮かぶのは
牛乳から作られるヨーグトやチーズなどの
動物性発酵食品ですが、
植物性の物でも乳酸菌発酵します。
日本ではお漬物のほか、味噌、醤油などに
乳酸菌が生きています。
動物性乳酸菌は生きて腸に届く前に
胃酸で死滅してしまう弱い菌ではあるのですが
死菌の状態でも腸内善玉菌の格好のえさとなり
善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
対して植物性乳酸菌は酸にとても強く
生きたまま腸に届く上
動物性よりも熱にも強いという特徴があるのです。
玄米から起こした乳酸菌は90℃までは耐性があると
研究された方がネットで報告されていました。
現代の方には 「浅漬け」や減塩のお漬物が馴染み深いですが
昔ながらの食文化には知恵が詰まっていて
道理が通っていて感心します。
ヨーグルトのない時代 腸を整えるために
酸味の出てきたお漬物を食べていたんですね。
そして写真のきゅうりの古漬けの炒め物も
田舎では昔からよく食べられていたメニューです。
古漬けを切ってから水で塩出しをして
醤油・砂糖で炒めるものです。
コリコリした食感が残っていて
甘辛な味付けがご飯によく合うんですよね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
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きゅうりだけでなく 野沢菜・白菜・大根・茗荷など
いろいろな古漬けで作ると それぞれの味わいに
個性があって美味しいです。
地味なメニューですが シンプルで作りやすく
体に良い作用の詰まった本日の一品でした
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