NYからの帰路でのこと。
JFK空港を飛び立ち、トランジットのデトロイト空港からセントレアへ・・。
ちなみにデトロイト空港の中にはTRUMと言う自動運転されているモノレールが走っています。建物の中にあるモノレールはチョッと壮観です。動く歩道よりも早くデトロイト空港内の移動には重宝します。
さてデトロイト空港を約1時間遅れ(燃料の補給に時間がかかった)で飛び立った飛行機は順調にセントレアへ向けて飛んでいます。時差ボケもなく視察した先の整理をしながら機内でリラックスして過ごしていました。
機内アナウンスでは「出発が遅れたので出来るだけ到着時間が遅れないように最短のルートを探して飛びます。到着は予定の45分遅れぐらいで到着です。」と言っている。
最初から早く着くルートがあるならそちらを使ってよー・・・、なんて心の中で突っ込みながら、まぁ、遅れても帰るだけだからいいかぁ、って感じでした。
iPodを耳にしたままいつの間にかウトウトとしていた時・・、
「!?*○!○!!××△?○??*?・・・」大きな声と機内のざわめきに思わず前方を見ました。
アンドレザジャイアント風の男が後ろからトムクルーズみたいな男性に羽交い絞めにされています。
一体何が起こったんだ!
状況がうまくつかめません。
乗客はほとんど冷静に着席しています(って着席しているしかないんだけれど・・)
やがて機長(副操縦士?)らしき人が来て、白いナイロン製のような手錠を後ろ手にはめました。手錠をはめられているその間そのアンドレはトムの顔にチューができるぐらい顔を近づけて、睨みつけて罵声を浴びせています。
トムは平然と機長が手錠をするのを手伝っています。
それでも何が起こったか状況はつかめず、たまたま自分が座っている5,6列前で起こったことだったので目撃をしましたが後ろのほうの乗客のほとんどは気がつかなかったと思います。
手錠をはめられたアンドレはそのまま一般の客席にシートベルトで括り付けられました。
後ろ手に手錠をはめられているのでシートベルトを自分ではずすことはできないだろうがその座席の直前や直後には一般の乗客が座っているのに大丈夫なのかなーと思いました。
もっとも機内はほぼ満席ですのでそのアンドレが近くに着たからといって変わっていく席もありません。チラチラと座席にくくりつけられたアンドレに目をやって時間をやり過ごすことしかできないのです。
何だか不安を感じながら「無事にセントレアについてくれ・・・」と願うばかりでした。
続く・・・。