親子三代の団らんの場。＜3,468本目＞

日曜日の外食産業は盛況だ。

個人商店はそうでないお店とそうである店の両極端であるが、
概してチェーン店の外食は行列が多い。

お昼のランチタイムにいわゆる“回転ずし“をのぞいて見た。
今では、ほとんどのチェーンが「受付発行機」を備えてあるので、
自分より前に何人（何組）待っているかを知ることができる。

日曜日お昼直前で、55分待ちだった。
ランチタイム的には午後1時を過ぎてしまうので通用しないのかもしれないが、
休日であるのでそこはお構いなしだ。

もちろん駐車場は満車、交通整理の人まで出ている。
待合スペースでも満員だ。

それでも特にフラストレーションを感じる風でもなく、雑談しながら待っている。

夕方5時半頃再びのぞいてみると、
やはり約1時間待ちの状態。

そしてそこで待っている人の構成をよく見てみると、
おじいちゃんおばあちゃんに、息子（あるいは娘）夫婦、
それにその子供（未就学児前の幼児）が多いことに気が付く。

待たされていてもそこでも子供の表情は、
遊園地に行くがごとく楽しそうだ。

日曜日の夕食は“家庭で団らん“ではなく、
“回転で団らん“なのだ。

たまたま、孫の顔を見せに行ったついでに
外食へ出かけることもあるだろう。
おじいちゃんおばあちゃんは孫がかわいいので、会えたことで喜ぶ。

孫に会えてご馳走をするので、スャ塔Tーも受け持つ。
息子（娘）夫婦は家計が助かり喜ぶ。

そんな“家庭構造”と言えるだろうか。

20年ぐらい前から、
「日曜日の居酒屋現象」＝親子三代が食べるメニューを揃えること。
は始まっていた。

その業態がだんだんと多様化して、そして専門化してきた一つが、
“回転ずし“なのだ。

なにも回転しているのはお寿司ばかりではない。
子供に人気定番の“鳥の唐揚げ“から“ハンバーグ寿司“、
“わらび餅”や“タコ焼き”
“アイスクリーム“や“チーズケーキ“
などなど、

昭和40年代の「百貨店の大食堂」状態だ。

それなら、年代を超えた食のリクエストにも応えることができる。

企業側もあの手この手を考えて、人々のライフスタイルを観察している。
定着するスタイルもあればブームだけ終わってしまうだけのパターンもある。

挑戦して試行錯誤して
初めて“それらしいビジネスモデル”ができるのだ。

モデルばかりを追求したところで、中身がなければヒットするはずもない。

“そこにあるチャンス”に早く気がつこう!











下り坂＠月曜日。
メルマガも読んでくれて、ブログにも来てくれてありがとうございます。

毎週月曜日はメルマガ
「“脳”に効くビジネスサプリ」配信中。