トイレに入ったままのアンドレと、その付近で機長(副操縦士)、トムたちとの機内での“話し合い”も1時間以上続いています。
時折チョッと興奮した感じでアンドレが大きな声を出し客席のほうへアピールしますが、客席は(たぶん)ビビリながらも平静を装っています。
刃物なんかは持っていないかもしれないけれど、客席の女性か子供をアンドレに羽交い絞めにされたら全く抵抗できないよなー、もしアンドレの仲間が機内にまだ潜んでいたらどうなるのかなー、なんて不安でした。
話し合いもだいぶ落ち着いてきたみたいでアンドレと機長が握手をしています。(トイレに入ったときから手錠外されています)何度も何度もお互いの手を握り締めながら、うなずいています。
一件落着したのか?
アンドレはそのまま客席へと座らされます。その隣に機長(らしき人)も並んで座っています。見張り役ってこと?
トムも近くにはいなくなりCAも時折リクエストされる乗客のコーヒーなどをサービスしています。
おかしい、絶対に何かおかしい。これは何かあるはず。
あと3時間ぐらいでセントレアだなーと考えていると機内放送が・・・。
内容としては
「向かい風がきついので燃料を補給します。このまま寄港します。」って帰港?寄港?そんな馬鹿な!
今さらまたニューヨークへ戻るの?勘弁してよー。
風が強いからってそれだけで燃料が足りない?そんなやわなジャンボジェット機なの?などと冷静に考えれば考えるほど不可解なアナウンスです。
そのすぐ「着陸態勢に入りましたあと20分ほどでアンカレッジ空港に着陸します。
!」
ひぃえー、アラスカ?
なんだか時刻的にはお昼のはずなのに暗いし、周りにほとんど建物がないぞ。ここで降りるのか?
燃料補給だけ?
なんだか気温も低い感じだぞ。もうここから飛んで行っても予定の(5月9日)にはセントレアに着くのは絶望的だなー。
ホントにどうなっちゃったんだ?
最終展開へ続く・・・。