そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

梅花藻の花をたずねて

2008年08月11日 | 6~8月の草木
地蔵川は、滋賀県の中山道沿いの、醒ヶ井の宿にあります。

梅花藻(バイカモ)と淡水魚のハリヨで有名な、湧水を水源とする、とても冷たく澄んだ水の川です。
湧き出しているところの近くでは飲み水にもなり、とても美味しいです。


川上の方に百日紅(サルスベリ)の大木が水面にせり出しています。

写真の手前の右側に、柔らかく盛り上がっている部分が見えるでしょう?
梅花藻は浅い流れの中で、このような群落を作って、ゆらゆらとゆれています。

百日紅の花が散る頃になると、花びらは下流の方にも流れて、あちこちで彩を添えています。

こんな感じです。

もっと近くに寄って見たのが、一番初めの写真です。
とてもきれいでしょう?

浅くて流れの緩やかな川ですが、場所によってはこんな所もあります。




水の中に育ち、白い小さな花を咲かせる梅花藻は、梅の花に似た形をしています。
浅い流れの中の所々に群生して、花が咲く頃は水面に白い花が顔をもたげてきます。

花のひとつを大きくしてみましょう。

水面すれすれに咲いているのを感じていただけるでしょうか?


太陽が高くなり日差しが強くなる頃には、おおぜいのカメラマンが三脚をすえてにぎやかでした。
私のように小さなコンデジで写している人は、ちらほら・・・・なんだかとても愉快でした


最後にもう一つの「私だけ」を見てください。

川の岸辺と川の中のシダに、クモが網をかけていました。
真ん中には水滴が一つ・・・・


晩夏の朝の、思いがけない発見でした!



(もし見に行かれる方は、土日は混雑がひどいそうですので、平日になさるか、早朝のお出かけをお薦めします)


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コメント (17)
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