先日、梅花藻の撮影をしていたときのことです。
カメラは2台持っていってました。
一台は水中OKのOptioW30。
もう一台はニコンのCOOLPIX S10。
水面すれすれの花の撮影に夢中になっていたときです。
ボチャンと水音。
ん?
見れば、な、なんと・・・あろうことか、防水仕様ではない方の「ニコンちゃん」が水の中に
水没カメラって、たぶん使えなくなりますよね?
とにもかくにも大急ぎで引き上げて、電池とSDカードを取り出し、ブンブンと振り回してカメラの中の水気を飛ばしました。
そしてレンズフードや電池カバーを全開にして、同行していた家族に渡し、手首に引っ掛けて歩いてもらいました。
帰りの車の中でも、もちろん全開。その夜もそのままに。
翌日ニコンに電話すると
「まあねえ、水没はほとんど修理が不可能ですから、新しいのをお買いになった方がいいですよ」
ですって!!
同じのはもう製造修了で、売ってないというのに・・・・
夜になって帰宅した家族に話すと、
「とにかく濡れてから後に電源は入れてないのだから、ひたすらに乾燥させてみたら?」
というわけで、大型の乾燥剤と共にビニール袋に入れて密封しました。
こんなものです。
ご存知ですか?
シリカゲルがいっぱい入っていて、電気で乾燥させてから靴の中に入れて、靴を乾燥させるものなんです。
そして一晩。
でも、まだ電源が入りません。
諦めずにその後24時間。
お~~~っ、なんと電源が入りました
でも、モニターの画面が所々ぼやけていてヘンです。
更に24時間。
おお、ついに復活しました
かくて、上の写真が写りました。
ニコンに電話して威張りたい気分です
SDカードはもともと大丈夫でしたし、電池も生きてたんですねえ。
諦めてはいけないと思いました。
カメラ会社の言うなりになってもダメと思いました。
諦めてすぐに捨てないで良かった
愛用のカメラを抱きしめて、涙がポロポロこぼれました
かくて、
水没カメラは無事に復活したのでした。