そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

新子(しんこ)の中には

2012年03月28日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
今の季節、関西では「イカナゴのくぎ煮」が話題になります。

これの材料である「イカナゴ」が出回るようになると、ああ春だなあ~と関西人は感じます。
そのイカナゴを、さっと茹でてパックされてスーパーにならんでいるのが、私の住むところでは「新子」と呼ばれています。

呼び名は地方によって違うようですね。
東日本で「コオナゴ(小女子)」
西日本で「シンコ( 新子)」

少し大きくなったものは
北海道で「オオナゴ(大女子)」
東北で「メロウド(女郎人)」
西日本では「カマスゴ(加末須古)または「カナギ(金釘)」などと呼ばれてるようです。

また、他のお魚でも、ごく小さな子どもを「新子」と読んでいるようですね。(ヤヤコシイ~)

あなたのところでは、いかがでしょう?


ところで私は、この新子を、大根おろしとしょうが醤油でいたいただくのが楽しみです。

えへへ、今夜のおかずです



とまあ前置きが長くなりましたが、チリモンやプチモンを探して6年ほど頑張ってきた身としては、中に何か入ってないかな~~と気になります。

そこで探してみた結果が、最初の写真です。
メガロパ(カニの子どもの少しだけ大きくなったもの)しか入っていなくて・・・
100グラムのパックの中に、これだけでした。

大体大きさの見当は付くと思いますが、たとえばこんなんです。

大きくしてみると

ちょっと壊れていますね、、、


見えるでしょうか?
こんなに小さくても、さすがカニの子どもで、一番前の脚にはいちおうハサミを持っています。


たくさんのカニの子ども達、ほかのお魚などに食べられたり、こうして小魚の網に一緒に入り込んでしまったり、大人のカニになれるのは、どれくらいの割合なんでしょうね?

くぎ煮の中で一緒に煮られているのも、きっとたくさんあるでしょう・・・
これくらい小さいと、柔らかいですからね。



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コメント (10)
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