以前から大好きだった、ノンフィクション作家の沢木耕太郎の新しい本です。
最近、こんなにきれいな文章に触れたことがなかったな・・・と、心の奥の泉から冷たくて澄み切った水が湧き出てくるような、そんな気持になる本でした。
両親が死んでしまった主人公の冬馬は、彫刻家のおじいさんと一緒に湖のほとりに暮らしています。
学校に行きたくなくなっても、何も言わずに今までと同じようにしていてくれるおじいさん。
ある満月の晩に、不思議な少年との出会いがあって・・・物語は不思議な展開を見せてくれます。
不思議な少年は、冬馬の分身であったのか?
挿絵がまたいいのです。
幻想の世界を描いているのに、とても活き活きとしている。
一瞬で好きになりました!
『獣の奏者』の挿絵も書いているようなので、見たくなりました。
文章と挿絵がぴたりと合って、一つになっている作品に出会うと、読者冥利に尽きますよね。
降り注ぐ満月の光や、湖の水の冷たさや、おじいさんの暖かさや、心で吹く笛の音の音色が、挿絵の力もあって、読み進むうちに、す~っと心に入り込んできます。
今までの、沢木耕太郎とは違うなあ、
透き通った文章だな、
でも、暖かいな、
色んなことを感じながら、一ページずつ大切に読みました。
お奨めの一冊です。
図書館で借りたのですが、ぜひ手元におきたいので買うつもりです。
最近、こんなにきれいな文章に触れたことがなかったな・・・と、心の奥の泉から冷たくて澄み切った水が湧き出てくるような、そんな気持になる本でした。
両親が死んでしまった主人公の冬馬は、彫刻家のおじいさんと一緒に湖のほとりに暮らしています。
学校に行きたくなくなっても、何も言わずに今までと同じようにしていてくれるおじいさん。
ある満月の晩に、不思議な少年との出会いがあって・・・物語は不思議な展開を見せてくれます。
不思議な少年は、冬馬の分身であったのか?
挿絵がまたいいのです。
幻想の世界を描いているのに、とても活き活きとしている。
一瞬で好きになりました!
『獣の奏者』の挿絵も書いているようなので、見たくなりました。
文章と挿絵がぴたりと合って、一つになっている作品に出会うと、読者冥利に尽きますよね。
降り注ぐ満月の光や、湖の水の冷たさや、おじいさんの暖かさや、心で吹く笛の音の音色が、挿絵の力もあって、読み進むうちに、す~っと心に入り込んできます。
今までの、沢木耕太郎とは違うなあ、
透き通った文章だな、
でも、暖かいな、
色んなことを感じながら、一ページずつ大切に読みました。
お奨めの一冊です。
図書館で借りたのですが、ぜひ手元におきたいので買うつもりです。