そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

「風の電話ボックス」復活へ!!

2015年01月11日 | 本の紹介・その他いろいろ
東日本大震災から後2ヶ月で4年目になりますね。

15年1月9日現在で、死者 15889人、行方不明 2594人という数字が発表されています。
今なお悲しみの癒えることのない方々のお心を想うと、私たちもまた深い悲しみを抱えていることに気づきます。

岩手県大槌市に、大切な人を失った方々が、亡くなった方と直接のお話は出来なくても、せめて苦しい心のうちを言葉にして外に出すことで、幾分かでも気持ちが癒されますようにという思いを込めて、何年か前に、電話線のない電話が置かれたきれいな電話ボックスが作られました。
絵本にもなりたくさんのメディアが報じましたので、ご存知の方も多いでしょう。

今までに大勢の方々が利用されていましたが、先日の大嵐で吹き飛ばされ、なんと全壊してしまいました。
もう再建は難しいかも・・・と関係者の方は絶望的な気持ちになられましたが、このニュースを聞くや、再建のために働こうと駆けつけた大工さんなどがおられます。

そして、早速建て直しが始まり、11日には電話機も置かれる予定だそうです。

なんという素晴らしい話題!! あまりのうれしさに涙がこぼれました。

こちらのブログに壊れたときの状況や、再建の様子が写真入りで詳しく載せられていますので、関心のある方はどうぞご覧ください。

お金もかかることでしょうから、たとえささやかであっても応援が出来るならと思い、このボックスがある農園に電話をさしあげていますが、お忙しいとみえてなかなかつながりません。
お疲れでしょうしお邪魔になってもいけないので、少し日数をあけてまたおかけしてみようを思っています。


別れの悲しみを、多少なりとも癒す一つの方法

色々な災害や事故で大切な人と別れてしまった全国の方々、
東北だけれど、この電話のある所まで遠くていけない方にも、こんな方法もあります。

一冊のノートに、気持ちがあふれそうになったときに、想いを書き込むのです。
他の人には見せないのですから、言葉も文字も、感情のままに乱れていてもかまいません。

日記のように毎日毎日語りかけていると、ただ座り込んで泣いているよりは、少しは気持ちが休まろうというものです。

私が恋人に死に別れたときにやっていた方法です。
書き込んでいるときは、その人と話せているような気持ちになって、少し安らぎを得ました。
よかったらお試しください。


17日には、阪神淡路大震災から20年という日がやってきます。
その日に産まれた人が、今年は成人になるのですね。

時の流れの中で、さまざまな命がさまざまに紡がれて、その日を迎えられるのですね。
私も失った友の若かりし日の笑顔を思い出しつつ、一日を祈りの中に過ごそうと想っています。



コメント (4)
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