そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

フジのタネ

2016年02月22日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
私の部屋から少し離れた所ですが、学校のグラウンドのすみっこに、藤棚があります。

秋口から、立派な実がゆらゆらとゆれているので、一つでも良いからタネが手に入らないかなあ~と毎日見ていました。


そして数日前のこと。

買い物から帰ってきて歩いていると、なんだか黒い丸いものが落ちています。
何だろう?
と、思って近づいてみると、なんと、なんと、フジのタネではありませんか!!!

冬の良く晴れて寒い日に、パチーンとサヤがはじけてタネが飛び出すことは知っていましたが、15メートルはありそうな距離の藤棚から、飛んできたのにはビックリです。

たぶん、突風が吹いたときに、タイミングよく風に乗って飛んできたのでしょうね。

上の写真は、枚方で写した藤の実の莢とタネです。
二つの莢を並べたので、解りにくい写真になってますね、すみません・・・
カラスノエンドウなどと同じような仕組みですね。


そういえば、スーパーの近くにも藤棚があったことを思い出しました。
ちょっと遠いのですが、行ってみましょう。

あった、あった。
いくつかのタネが落ちていましたが、なんだか色が違うのです。こんな色のは初めて見ました。

持ち帰って並べてみました。

上側の色の濃いのが枚方で拾ったのと、先日飛んできたものです。

大きさも少し違います。

これだけ違うのは、きっと種類が違っているのでしょう。

と言うわけで、ネットで調べてみました。

それによると、明るい色のが「ノダフジ」
暗い色のが「ヤマフジ」
のようでした。

大阪府福島区の野田あたりは、ノダフジの発祥の地らしいです。
ノダフジは日本の固有種の藤で、江戸時代には「吉野の桜、野田の藤、高尾の紅葉」といわれたとか!
一度絶えてしまったのが復活したいきさつなど詳しいことは
こちらのブログで

大阪に住んでいるのに、ノダフジが初めてだなんて・・・


2種類のフジのタネが手に入り、とてもうれしかったです。

ながながとすみませんでした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます






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コメント (8)
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