そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

「風の電話ボックス」を見ました・・・

2016年03月11日 | 本の紹介・その他いろいろ
以前、台風であの電話ボックスが壊れたときには、どうなることかと心配で、寄付の申し出などしましたが、地元の大工さんを始め、多くの方々のお気持ちが実って、立派に建て直され、ホッとしたことを思い出しながら、昨夜の放映を見ました。
再放映があります。2016年3月14日(月) 午前1時13分~)

5年たった今も、たくさんの人が訪れ、大切な人と心を通わせていらっしゃるお姿に、胸がジーンとして、涙が自然に流れ出し、最後まで止まりませんでした。

あれから5年。

いまだ18万人が仮設に。
10万人が放射能から避難。
石巻市では被災者の63%が仮設暮らし。

被災地全体では三人に一人がうつ病。
子供たちは不登校や心的外傷後ストレスなどなど。
そして貧困が避難者を襲っている。
         
頑張って自宅を立て直した人。
会社や商店を再建した人。
でも、多くの人が、多重ローンで苦しい生活をされています。

ふるさとに住むことを諦めて、他府県で暮らす人もたくさん。

そんな中で、風の電話は悲しい人の気持ちを風に乗せて、空の上へ旅立ってしまった大切な人の所まで運んでくれるのです。

悲しみは、吐き出さないと薄れてくれない。
そのために少しでも役立つように・・・と作られた電話ボックス!!
きっと、たくさんの人々の心を癒して、この世につなぎとめる役目を果たしているはずです。
白いきれいなボックス、いいなあ~~と思いました。

私も行きたい!
行って、あの人と話して、心ゆくまで泣きたい!!
今でも笑顔を思い出すことが出来るんだよ、と伝えたい・・・・


でも、「風の電話」で、亡くした大切な人に想いを告げたいと思っても、遠かったり、交通費がかかり過ぎたりして、行けないという人もいるでしょう。
私もその一人ですが。

そんな人は、ノートを一冊持ちましょう。
そして、あふれてくる想いを、書き綴ってください。

私も、50年前に大切な人が突然亡くなって、生きる支えを亡くしそうになった時に、そうやって悲しみを吐き出しました。
悲しみは、何年も、何十年もかかって、わずかづつおさまってくれました。

生きていくのは辛いけれど、悲しみや寂しさに負けて死んでしまったら、あの人にあわせる顔がない!

辛すぎて、もうダメと思う日は
今日もう一日だけ、がんばろう!」
そう思って立ち上がると、また一日なんとか生きられます。
そんな日をつないで、私も生きて来ました・・・







コメント (8)
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