そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

アメリカタカサブロウ み~つけた!

2015年10月23日 | 富田林に来て初めて見たもの
この写真の花を見て「あ、タカサブロウ!」と思った人は、かなりの雑草ファンです。

めったに見かけなくなった植物の一つだと思います。
ミニミニヒマワリみたいな花、と表現する人もいますが、とにかく地味で小さいんです。

名前の通りに外来種ですが、見たところは、これにそっくりな在来種があります。
「モトタカサブロウ」といいます。
ほとんどそっくりです。

しいて言えば、葉っぱの形が、アメリカさんは付け根が急に細くなっているくらいとか。


そして、間違いなく見分けるには「タネの形を見るしかない」と書かれています。(『雑草や野草がよ~わかる本』<岩槻秀明・秀和システム>)

今回は、写真にも写っているように、枯れた実がありましたので、うまくタネを手に入れることが出来ました!
しかしまあ、メチャ小さい!!

コレでは何がなんだか・・・

拡大します。

モトタカサブロウのタネとどこで見分けるかと言うと
モトはタネの周りに透明な翼があって、タネが大きく見えるのだそうです。
この写真のタネは、何にも着いていませんから、間違いなくアメリカさんですね。

ああ、それと、モトさんは田んぼのようなやや湿り気のある場所に、アメリカさんは野原のような乾燥したところにも生えます。

これを見つけたときも、例の園芸店の藪のような所の端っこに、ひっそりと生えていました。
この店のオーナーさんは、きっとご存知なくて、踏んづけて歩いておられることでしょう




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 深まりゆく秋 | トップ | 秋風に吹き流される雲 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
や、やや、 (小坊主)
2015-10-23 21:01:00
確かに、水田で見たことがあります。
といっても、全体の草姿を見るだけで、花も種も、ちゃんと見たこともなく、そもそも、高三郎という、ほほえましい名前も、知りもしないのですが。

私が、里の水田で見ているのが、本家なのか、アメちゃんなのか、知る由もありませんが、文献によると、自然交雑しており、種子の翼も、中間型があるそうですね。
返信する
小坊主さんへ (森のどんぐり屋より)
2015-10-23 21:13:45
何でもそうですけれど、外来種は強いので・・・
その図鑑には、タネまで交雑しているのがあるとは書いてなかったですが、数年前に出た版ですから、今はきっと混ざってるのがあるのだと思います
恐るべし外来種ですねえ。

返信する

コメントを投稿

富田林に来て初めて見たもの」カテゴリの最新記事