モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

なんじゃもんじゃ(武蔵野散歩)

2006-12-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 小春日和の日曜日、久しぶりに深大寺までサイクリングと散歩にでかけました。暖冬とはいえ、もう12月ですからモミジは落葉の真っ最中、お目当てのなんじゃもんじゃも黄葉の盛りは過ぎていましたが、お陰で人出も少な目で、ゆっくりと武蔵野の晩秋を楽しむことができました。深大寺境内は、すでに初詣の設えができていて、師走の慌ただしさを感じさせました。

 まずは、腹ごしらえと「玉乃屋」へ。長男とふたりで焚き火の煙がくすぶる野外の席に陣取り、大盛りを注文。蕎麦粉十割の上品な生粉打ち蕎麦もあるのですが、私は二八の方が好きなのでそちらにしました。ここのつゆは、東京および深大寺の蕎麦つゆにありがちな、甘辛の濃いつゆではなく、ややあっさりとした辛め。この方が蕎麦の風味を損なうことなくしつこくないので好きです。ぴんと角の立ったコシのある蕎麦をたぐっていると、焚き火の煙が錦秋の空にゆらゆらと登り、枯葉がハラハラと舞い落ちてきます。

 もう16年も前ですが、連れと毎週のように深大寺の蕎麦屋を全部回って食べ比べたことがあります。その頃出した結論は、「深大寺に旨い蕎麦屋は無い」でした。その頃から思うと深大寺にも相当に美味しい蕎麦を出す店が増えたのは嬉しいことです。隣の「松葉茶屋」もつゆはやや甘めですが、美味しい蕎麦を供しています。

 満腹になったところで自転車を押して、いつものように神代水生植物園から深大寺城跡へ。入口に自転車を置いて散策。いつもはたくさんいるはずの猫は、どうしたのか見られませんでした。野川沿いには、日向ぼっこする猫がたくさん見られたのですが…。
 大楠は、暖冬のせいか黄葉は去年より遅れていました。大楠の樹皮には昨日の雨で濡れたコケが艶々と輝いていて見飽きません。土塁を巡り、空掘を眺め、古城の雰囲気を充分に楽しんでから、武蔵野の面影が色濃く残るカニ山に立ち寄り、帰路につきました。

追記:深大寺の去年の紅葉は、こんな感じでした。深大寺城跡の歴史は、こちらのページにまとめました。

また、今回のサイクリング&散歩のフォトドキュメントを、モリモリキッズにアップしました。ご覧ください。
コメント (4)
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