八月十八日告示、三十日投票即日開票の残暑厳しいなかの衆議院選挙も、民主党三百八議席、対する自民党百十九議席と公明党二十一議席のあわせて百四十議席の大差で昨晩遂に終わった。
歴史に刻される民主党大勝利の政権選択であった、途中野党連合が勝って自民から政権をとったこともあったが、実に半世紀にわたって続いた自民党の一党支配も遂に終わった。
政党政治その物に馴染んでいなかった日本の国民も、戦後持ち込まれた民主主義に六十数年をかけてようやくその意義が理解できたか、古い体質の自民党から国民個々の目線まで下りてひとり一人のことを念頭に進める政治をする政党を選んだと言うところか?
この歳になるまで色々な選挙を見てきたが、昨今の選挙はまさに様変わりして辻立ち、駅立ち、辻説法などと、さらには自転車遊説など無党派層をターゲットにした都市型選挙を山間部まで遣った人達が多く当選したようだ、
今までの自動車の窓から手を振り候補者の名前を連呼し、個人演説を繰り返し決起集会で締めくくるという殿様選挙ではなく、前述のような皆の目線と同じくした運動をした人達が多く当選した。自民は前総理、少子化担当相の二人と、民主は前比例区出身者と新人二人の三人と計五人を選出して今回の総選挙は終わった。
自民の牙城といわれた所も案外弱いものだ、しかし今後この逆もある可能性ありで、確り政策遂行をお願いしたい所である。