もうあと明日一日で2011年の新年である、早いものだ俺が細木數子さんの六星占術に寄る大殺界に入って3年があと一日で終わる。
若い現役時代は興味はあっても気にする余裕は無かったが、大殺界とはどんなものかと見ていたら数年前から可笑しかった右大腿が昨年春から痛みが増し、いろいろ治療をしたがよくならず、秋になり群馬大学付属病院へ紹介され、検査の結果甲状腺濾胞癌の骨転移肺転移との診断であった。
十二月に甲状腺の全摘手術を受け、その晩内出血ありというので即再手術を受けICUに放り込まれたりしたが、何とか無事退院できた。続いて今年7月には再び入院、ラジオアイソトープヨウ素131を飲み癌の細胞攻撃と言うのかをして退院、以後味覚障害が出て甘辛の味が一か月チョット分らない日が続き、不安の毎日であったが何とか回復。
現在体重もなんとかオペ前の66ー67キログラムに回復してきて元気で新年が迎えられそうである。
そんな事で私事でガタガタしている内に世の中はクルクル変っていた、昨年八月の総選挙で自民党に変り民主党が政権党になり、大いに国民に期待を持たせたが、これがトンでもない食わせものでったと言う事で、政策はマニへストとか言うものであったが実現したものは華々しく登場した事業仕分けだが、予定数量があわず、予算はばら撒きに終わり大赤字の予算編成はどうなる事やら。
初代の鳩山さんは脱官僚などと言い、大いに張り切ったが外務省からの情報が上がらないのか聞かないのか、碌に根回しもしないでアジア重視を打ち出しアメリカに袖にされ、沖縄の皆さんに期待だけ持たせて退場、菅さんは中国ロシアに領土領海問題を突きつけられ、現政権の頼りなさを国民に見せ付けたところである。
官僚とは明治の昔、この国を世界の列強を追いつけ追い越せと元勲といわれた人達が作った制度である。百数十年の歴史と膨大な情報を蓄積し、多くの繫がりを持つ人たちを利用しない事の方がおかしい、だが自民党のように任せきりもおかしい、どう使いこなすか、どう協力するかと言うところだろう。
今頃になって仙谷官房長官は「政務三役会議に事務次官と官房長を陪席させる」などと言っているが、遅きに失したことは間違いない。
今の政治家はその位のことが判らない人たちばかりなのか、判る人が居ても表面に出ないのか不思議な時代と言う外は無い。
この方がこの国の大きな大殺界だ。