先週金曜十九日の北方謙三氏のメールで水滸伝の13巻が出たというので蔦屋へ出かけてきた。そのついでに久し振りで藤沢周平氏の書架をのぞき「橋ものがたり」という文庫に手を出し買ってしまった、水滸伝と合わせて1200円弱の買い物になった。
まず水滸伝を読み、継いで橋ものがたりに移り昨日の夕方読みきった、水滸伝はいよいよ佳境に入り官軍は十万の兵で梁山泊へ攻めてきたが、梁山泊軍も兼ねて準備の通り各賽により迎え撃ったが、官軍も急襲を図り虚虚実々のたたかいになる。
橋ものがたりは藤沢周平の得意のジャンルの一つの江戸の市井を描いた短編が十遍ほど入った文庫である。周平氏のやさしさのにじむ小編が読みごくがあり捨てられない一冊である。
我が家の書斎の本箱が一杯となり文庫専門に買うようになってもう何年になるだろう、机の上に棚を吊り並べ始めてが外の物ものりもう一杯となってしまった。北方水滸伝も後六巻で完結である、後はよく考えないと置く場所がなくなるさてどう仕様か?