シュウカイドウ(秋海棠)

2010-09-30 06:00:00 | 花・植物


誰が植えたのか、何時からあるのかよく分からないのだが、家の西脇にシュウカイドウが生えている。

いや正確には今年の八月初め頃までは生えていた。

それほど長い時間ではないが、日中に直射日光があたる場所だったのでいつもの年よりは葉が焼けていた。

しかし、今の時期に一株も見当たらないというのは初めてだ。

年々増えて・・・というか、増えすぎないように退治していたぐらいだったのに今年は花が見られない。

単純に暑いのはかなり耐えられるということのようだが、直射日光や極度な乾燥を嫌うということなので、今年の猛暑と日照りに枯れてしまったのかもしれない。

毎秋ごとに見ていたものがそこに無いというのは何か忘れ物をしたような不思議な感覚である。


しかし、裏の竹薮にあるシュウカイドウはいつもの年のようにピンクの花をつけている。

直射日光で焼けるようなこともない場所なので綺麗な葉をしているが、薮蚊が凄いので鑑賞には向かない(笑)



別名ヨウラクソウ(瓔珞草)と言うらしいが漢字を見ても全く意味不明w
調べてみた所では、瓔珞とは仏教関係の装身具や装飾品とある。
そうなのかと思えばとそんな雰囲気はあるな・・・と、すぐ空気に流されるw

上のほうに咲いている丸くて黄色い雄蕊をつけているのが雄花。
上下に大きく開いた花弁のように見えるのはガク(萼)で左右に開いた小さな二枚が花弁・・・
と書いてあるサイトもあれば四枚が花弁とあるサイトも

下にあるピンクの三角形の子房の先端についているのが雌花。
こちらも二枚の花弁とあるサイトと二枚のガク(萼)とあるサイトが・・・

ガク(学)のない小父さんにはどちらが正しいとも言えないが、あまり深く考えず可愛い花よと愛でればいいのだろう。

雄蕊の花粉は万有引力の法則にしたがって落下し雌蕊に到着。

無事受粉するとこの子房に種ができる。

種のほかにムカゴもできるので、どちらでも増やすことが出来るようだが、あまり増えても面倒だからもう生やさずともいいか・・・



余談ながら、単にムカゴというとヤマイモのそれをさすようだ。
百合やコモチマンネングサなどでもムカゴと呼ぶのだが、珠芽(しゅが)という言い方もある。
広辞苑によれば、腋芽の一種なのだそうだ。
腋芽の茎に相当する部分に養分を蓄えて塊となり、落下して新しい株ができる。
花からできる種に頼らない無性生殖という増え方。
これが人間だったら男女の区別なく脇の下から子供が生まれるわけで・・・

ヤマイモの花

2010-09-29 06:00:00 | 花・植物


ヤマイモの雌花?

ムカゴ(零余子)がついているから間違いなくヤマイモだと思う。

ヤマイモは雌雄異株で、雄花は花柄が上に向かって伸び、雌花は垂れ下がる。

でも、花が咲くのにムカゴが出来るのって不思議?

子孫繁栄のためにいろんな可能性を残してるんだろうけど・・・

食いしん坊の楽しみを増やしてくれてる可能性ってのはw

アキノギンリョウソウ

2010-09-28 06:00:00 | 花・植物


昨年の秋、キノコ狩りで見つけたアキノギンリョウソウ

すでに枯れ色で残念な思いをした。

今年は彼岸過ぎ頃から見に行ってみようと心がけていた。

さて、薮ッ蚊と蜘蛛の巣に辟易しながらも竹薮の奥にと歩を進めたのだが、何か一本倒れてる・・・

どう見てもギンリョウソウ。

いや、今の時期ではアキノギンリョウソウ。

でも、どうして倒れてるの?

すぐ側に答えがあった。

獣のウン▽(爆)

今回はキノコではなく間違いなくウン▽!!

どうやら狸か何かに踏まれたらしい。

運が無い・・・

いや・・・別のウンはあった。
獣のウン▽を踏まないだけでもラッキー

再びヤマジノホトトギス

2010-09-27 06:00:00 | 花・植物


前回の撮影から一週間。
再度、ヤマジノホトトギスのある山へ。

今回は三脚を持っていったw

前回と同じ山道を登ったのだが、時期的には今回の方がよかったのか前回よりもたくさんの花が見つかった。

帰りはちょっと違う道を降りてみたら、草丈も花数も段違いの場所を見つけた。

日当たりも良いし、山道から一段上がった草刈を免れる場所が幸いしたのだろう。

しかし、この場所・・・

ついさっき登った山道から10mもないんだよねぇ

白いムラサキシキブ?

2010-09-26 18:34:24 | 花・植物


白い実がなるムラサキシキブ?
紫色の実がなるからムラサキシキブと名づけられたのだろうが、白い実のものもある。

クマツヅラ科ムラサキシキブ属の仲間もたくさんあって、どれがどれやらw

ただ、単純に実の白いものというとシロシキブ(白式部)=別名シロミノコムラサキ(白実の小紫)しか見当たらない。
たぶんこれでいいのだろう。


この株は数年前に近所のMさんから頂いたもの。

もう十年以上前にMさんが別の人にあげたのを父が指をくわえて見ていたらしい
その時に「次に子ができたら差し上げますよ」という約束していたらしいのだ。

その時頂いた一本の細い枝ぐらいの株は畑の隅で大きな株に育った。


昨晩、Mさんと会う機会があった。

開口一番
M「OSは同級生だろう?この前死んだってさ」
私「えっ!?彼は地元に住んでるけどどこからも連絡が無かった・・・」
M「いや、アイツはSちゃんの親戚でカクカクシカジカ・・・」
私「そりゃあ大変だったねぇ・・・もっとも同級生とも全く付き合わなかったから話が無いのも無理はないな」

先月亡くなったKちゃんの通夜と葬儀には同級生がたくさんお別れに駆けつけ早すぎる死に涙した。
それから一週間ほどで亡くなった同級生は葬儀の連絡もなしか・・・


いや?
まてよ!!
連絡がなかったのは私だけってことは

ノウタケ

2010-09-25 06:00:00 | キノコ


花を探しながら山道を登っていくと道の真ん中に握りこぶし大のウ×チが

形からすると馬糞に近いが色合いが違うし、臭いもしなければハエもたかっていない・・・

なんじゃこりゃ?と近付いてみたら久々に見たノウタケでした。

事前に知識が無いと近付くのもためらうかもしれない。


ノウタケ(脳茸)=担子菌類腹菌目というなんだかよく判らない分類w
要はホコリタケの近縁ということらしい。

幼菌のうちは他のホコリタケ同様食用になるとある。
しかし、ホコリタケだとかノウタケって名前から来るイメージだけで食欲が湧かない

キンミズヒキ

2010-09-24 06:00:00 | 花・植物


さらに山を登っていくと少し日当たりのいい場所にはキンミズヒキが咲いていた。

ちょっとした広場になっている頂上には・・・

「その者青き衣をまといて 金色の野に降り立つべし」

そんな台詞が頭の隅をチラッと横切るほど、そこかしこにキンミズヒキが。


何枚か撮ってはみたのだがどうもいけない。

もっとも、今までも巧く撮れたためしがない。

タデ科のミズヒキといい、このキンミズヒキといい、あまりにも小さな花でヒョロヒョロとした茎。

正直言ってどう撮ったらいい画になるか未だ試行錯誤の最中といったところだ。

これ(↓)なんか良く撮れてるほうだと思うのだが、ピントがいまいちだった。




手前に来ている花のシベがもうちょっと目立つようなアングルの方が良かったんじゃないかと。
しかし、ファインダーを覗いている時は其処までイメージできないんだよねぇ・・・

キンミズヒキにもヒメやセイヨウなど数種あるのだが、これは本家のキンミズヒキで間違いないと思う。

ヤマジノホトトギス

2010-09-23 06:00:00 | 花・植物


蜘蛛の巣を払いながら山を登ったのはこれが目的。

山といっても丘のようなものだから登るというのもやや大げさな気が・・・

数年前に一輪だけ見つけてはいたのだが、それ以降は見たことがなかった。
花が無ければただの草にしか見えない。
おそらくは草刈のときに刈り払われたのだろう。

余談ながら、私は地区の草刈の際に珍しい草花があるときには刈り残すようにしている。
七月に公園を皆で草刈をした時のこと。
山百合が咲く前の時で、数株まとまってあったのを残しておいたのだが・・・
ガソリンを補給して戻ると見事に刈り倒されていた

今までにもそんなことは枚挙に暇が無いぐらい。
花に全く興味のない人はそんなものだと分ってはいるのだが・・・
もうちょっと考えてよ

閑話休題

前回見たときは頂上に近いほうだった。
ような気がした・・・
しかし、山道に差し掛かると不意にそれは現れた。



白花だ!!

ファインダーを覗くとちょっと暗い・・・

山の中での撮影には三脚必携といつも思うのだがつい忘れてしまう。

順次上り詰めていくと白花が七~八株ぐらい咲いていた。
(もうすでに数もあやふやw)

それに対して普通の色は一株だけ・・・

前回見た株は普通の色だったけど、そのあたりと思しき場所には見つからなかった。


よく似た花にヤマホトトギス(山不如帰)とヤマジノホトトギス(山路の不如帰)の二種があるのだが、花のそり具合とか柱頭に斑点が無いことからヤマジノホトトギスとしました。
もし違ってたらコメントください。

モンキアゲハ・・・じゃなかった

2010-09-22 06:00:00 | 蝶と蛾


ほとんどの画像は日曜日に撮ったものを公開予約でアップしている。
なるべく画像をタイトルにもってくるようにしているのだが、記事の内容は別の話の方が膨らんでいたり、前の記事と話がつながったり飛んだりと・・・
時系列にも若干ズレが生じていることもあるのでご承知あれ。


さて、彼岸の入りを前に墓掃除という善行をつんだのでご先祖様がご褒美にアカボシゴマダラと引き合わせてくれた。

ただ、携帯電話のみでデジカメをもっていなかったのは残念至極。

「世の中ちゅうところは そんなに甘いもんやおまへんのや~」という鶴瓶の神の声が聞こえて来そうだ。

(何故に神の声が笑福亭鶴瓶か? SMAPのコンサートに行った人だけが判るネタ・・・)


さて、ココまで来たのだからついでに足を伸ばし、ちょっと山の中を見てこようかと。

「ついでで足が伸びるぐらいなら、むしろ髪の毛を増やしたい」などと愚にもつかぬ事を考える間もなく山に到着。

今の時期の山道は女郎蜘蛛の巣でまともに歩けたものではない。

とりあえず手近に生えている篠や茎の丈夫な草を手折るか枯れ枝などを拾わねばならぬ。

これを悪霊のお払いをするかのごとく振り回しながら修験者のごとき形相で山道を行く・・・
というのはかなり大げさ(笑)

目的のものは見つけた

家に帰って昼飯を食べて一休みし、腹が落ち着いたところで再度山へ向かう。

もちろんデジカメは忘れずに。

もうすでにアカボシゴマダラなどいるはずもないのだが、もしや?という期待もあって辺りを探してみる。

飛んでました!!

でもちょっと違う・・・

モンキアゲハでした。
(後日、ナガサキアゲハと判明)

JPEGで撮ったけど空バックの完全逆光。
そのままじゃなんだか判らない寝ぼけた画像だったのでRAW現像ソフトでシャドー部分を持ち上げてみた。


さて、山に登ってみるか・・・

以下明日へ続く



10/02追記
別の画像を整理中に尾状突起が無いことに違和感を感じ、拡大して調べたところナガサキアゲハと判明しました。

キアゲハ

2010-09-21 06:00:00 | 蝶と蛾
いつぞや初ランクインをはたした拙ブログ。
なにが良かったのかサッパリ判らない・・・

とりあえず過去の例を見るとアイドル系のタイトルや記事だとアクセス数がグッと上昇するのは確実。

で、先日の東京ドームの記事はSMAPファンのご訪問が多かったのかまたしてもランクイン

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しかし、先日のエビで鯛を釣る作戦(エビガラスズメの記事)は全く効果がなかった。
しかもスパムコメントが一通
即削除という結果w




例によってデジカメ片手に家の周りを徘徊していると草むらにアゲハチョウがいた。

アゲハと遭遇する時はたいがい飛んでいる。
今回は朝早くだったのでまだ寝ぼけていたのかもしれない。

キアゲハとナミアゲハはよく似ている。
翅を開いた時にキアゲハの証がチラッと見えた。
たぶん間違いなくキアゲハ。

草が被っていたのでこのショットをモノにした後、草を除けようとしたら飛んでしまった。

欲張っちゃあイカンなぁ・・・