一番最初に地元のスミレの種類を調べた時に撮って以来ご無沙汰の種類がある。
ちょうど今時分が花ざかりかと思って出かけてみた。
出かけたといっても歩いて数分の小高い丘のような山。
裾にはタンボも畑もあるのでこの地区にあるスミレの全てが揃う便利な場所。
山頂へ続く階段を登ろうとするといきなりヒメスミレがお出迎え。
ヒメスミレ(Viola confusa)とタンポポ
少し登った所で久々のご対面のニオイタチツボスミレが点々と咲いている。
ニオイタチツボスミレ(Viola obtusa)
タチツボスミレよりも花弁が丸みを帯びていて色も濃く、花の中心部がクッキリと白い。
香りがするから「ニオイ」の名がつくのだそうだが、それほど強く香るわけでも無い。
それよりも「匂い」ならぬ別の「臭い」が気になる。
なにやら懐かしい田舎の香水的な・・・
数段上の階段に目をやるとコンモリとタヌキのタメxソが
知らずに踏み込んでいたら大変なことになるところだった。
ちょっと離れた場所で見つけたのだが、色が薄いけれど花の特徴からすればニオイタチツボスミレでいいのだろう。
コスミレはすでにシーズンを終えたようだが、タチツボスミレはあちこちに花を咲かせていた。
タチツボスミレ(Viola grypoceras)
実際にはもう少し薄紫が濃かったかもしれないが色の再現はなかなか難しい。
ラストは和名がスミレという名のスミレ。
これは頂上の広場で咲いていた。
スミレ(Viola mandshurica)
前出のニオイタチツボと似ている花だが葉の形や出方が全く違うので見間違うことは無い。
・・・はず。
こちらは麓の梅林の法に咲いていた。
このスミレを撮っている時に足元になにやら見覚えのある薄茶色で丸い粒がまとまって落ちていた。
はて?なんだっけ・・・
そうそう、
中之条で見たカモシカのウ×チにソックリ。
まさか・・・
こんな所にカモシカがいるはずもないので草食系の動物ならば野ウサギじゃないかと推測している。
シカし、数年前に鹿が歩き回っていたこともあるからその可能性も否定できないのだが・・・
さて、あとはG.W.にでもニョイスミレを撮れれば今シーズンのスミレも終わりだな