田の草 イヌガラシ

2010-10-31 06:00:00 | 花・植物


田の草というよりは田の畦に生えている草。
水気は好むようだが、水中には生えないらしい。
アブラナ科の冬型一年生の草だが、その花期は春から初夏となっている。

ところが今は10月末・・・
稀には秋に咲くこともあるようだ。

画像とは違うがヤブガラシという名の蔓草がある。
まだ植物には興味がなくセンニンソウもヤブガラシも一緒くたに蔓草としか認識していない頃、ヤブガラシというからには辛いのかと

ヤブガラシを漢字で書くと「藪枯らし(平仮名も入っているけど)」
芥子とは全く関係ないのだった・・・

イヌガラシは「犬(狗)芥子」と書くらしい。
例によって犬(狗)=役に立たないとか格が落ちるというということに由来する。
栽培種の芥子菜のようには役に立たないということなのだろう。
アブラナ科だから食べられないことはないのだろうが(責任は持ちません)、あえて口にしてみたとも思わない。

椿

2010-10-30 06:00:00 | 花・植物


二年前の年末に剪定した庭の椿
昨夏のあまりの暑さに新芽が枯れたようになって大慌て。
この夏もかなりの暑さだったが、そこそこ葉がついてきた。

昨年は花が見られなかったのだが、今は八重咲きの花が付いている。

・・・って
椿は字のごとく春に咲くんじゃなかった?

それはともかく、ココまで来れば枯れることもないだろう。
先々の樹形を考えて年末にはもう少し枝を落としてみようと思っている。

さて、明日は父の従兄の一周忌。
昨年の納骨は雨上がり。
田舎道の先にあるお墓ゆえ革靴が泥だらけになった。

今回は・・・
台風
法要は午後からだから早くに通り過ぎて雨だけでも上がってくれればいいんだけど。
「何時までも覚えていてくれ」と言ってるんだろうなぁ

正体不明キノコ

2010-10-29 06:00:00 | キノコ


山の中にインクジェットプリンター対応の生CDが落ちている?
かと思った。
不思議に思って近付いたら傘の大きさがほぼCDサイズの白いキノコだった。
ただ、誰かに踏まれた跡もないのに横倒しに。

よくよく見ると傘の部分がテイカカズラの蔓に引っ掛かって起き上がれなかったようだ。

さて、なんていうキノコだろう?

全体がほぼ白くて傘と柄にはササクレがある。
カラカサタケにも似ているような気がするがツバがないし、丈もそれほどではない。
シロオニタケにしてはツノが無いし・・・

別の場所にも少し小さめだが似たようなキノコが一本生えていた。



こちらはまだ傘が開ききっていない。
傘の中心は薄茶色で笠山のように盛り上がっている。
笠山:ローカル過ぎて解らないか
またいつかキノコ画像を検索して見比べてれば立派な暇つぶしになりそうだ。

ホシホウジャクとホトトギス

2010-10-28 06:00:00 | 蝶と蛾


庭のホトトギスが開花して常連のホシホウジャク(スズメガの一種)が現れた。
ホシホウジャクの食草(幼虫の餌となる草)はヘクソカズラ
「蓼(タデ)食う虫も好き好き」を地でいくようなもの。
もっとも、ヘクソカズラは蓼ではないが・・・

一方、ホトトギスといえばルリタテハの食草で、花が咲く前に飛んで来て卵を産んでいくことがある。
今年も庭先で飛んでいるのを見かけたのだが、幼虫を見かけることがなかったので産卵はしなかったのだろう。

私的にはこの園芸種のホトトギスよりヤマジノホトトギスの方が落ち着いた感じで好きなのだが、盗掘するわけにもいかないしねぇ


お茶の花

2010-10-27 06:00:00 | 花・植物


ちょっと見にはサザンカのように見えるが、これがお茶の花。
サイズ的には3~4cmと小さなもの。
もっとも、サザンカもお茶もツバキ科だからよく似ているのも当然。

ちなみに、サザンカは漢字で「山茶花」と書くが、中国ではツバキを「山茶」と書き表すことからくるらしい。
「椿」という字は日本での表記ということのようだ。


なぜか下向きに咲くものが多いので下から狙ってみた。
花弁の白飛びを防ごうと絞ったら全体的にはアンダー気味になったが、この花は渋めがいいかもしれない。
なにせお茶なんだから

スミレのかえり花 続編

2010-10-26 06:00:00 | 花・植物


先般のスミレのかえり花
花はノジスミレっぽいのだが、葉の形からしてコスミレだろうと見当をつけた。
しかし、どうもこれが見当違いらしい

あらためて実物を観察してみると葉柄にわずかに翼がある。
別の株で撮影してきた。


葉の表


葉の裏

スミレに限らず植物では典型的な葉の形とは違うことが間々ある。
根に近いところや途中の枝、花のすぐ近くの葉で違う種類のように見えるのだ。

スミレは春先と花後で形が違うことがある。
ノジスミレの夏葉というのは春先のそれよりずっと幅が広くなり、コスミレのそれに似かよってくる。
中心部分の若葉には春先の面影がある。

花の印象どおりノジスミレでよかったみたい。

ついでながら先日の花には実がついていた。



これが鳳仙花のようにはじけると三本のサヤのように見えるのだが、その瞬間は見たことが無い。

ヤマトシジミ

2010-10-25 06:00:00 | 蝶と蛾


変な形の虫が飛んできた。
・・・と思ったら、ヤマトシジミのペアだった。
何時だったか、ツマグロヒョウモンのペアの飛行を見かけたことがあった。
この時は、サイズがサイズだけに何か異様なものを見つけた気がした。
ツマグロペアはカメラを構える間もなく飛んでいったのだが、今回は目の前にとまってくれた。

赤トンボの場合は連結して飛んでいるのは珍しくないのだが、蝶はなかなか見かけない。
(私の観察力不足かもしれないが)

「人の恋路を邪魔するヤツは・・・」
なんていう言葉もあるし早々に退散しようとしたらその前に飛んでいった。

「恋は秘め事」なんて言葉を蝶は知っているのかな?
(知ってるはずねぇじゃん

スミレのかえり花

2010-10-24 06:00:00 | 花・植物


家の前の土手を草刈中に見つけたスミレのかえり花。

三時半過ぎに撮ったののも影響しているのか上の二輪はかなりくたびれている。
花弁がちょっと撚れた感じはノジスミレっぽいが、種の様子や葉の感じからしてコスミレだろう。
春のコスミレとは随分と雰囲気が違い別の種類のように見える。

もしかしたら別の種類だったりして


10/25追記
最初の印象どおりノジスミレだったみたい・・・
詳しくは後日

セイタカアワダチソウ

2010-10-23 06:00:00 | 花・植物


本人の意思とは関係なくいろいろと曲解されたり、いわれのない非難を受けたりすることはよくあること。

この花もそんな不幸な境遇・・・と言うほどのこともないか

空き地や耕作放棄地にはびこる極悪外来種的に思われているが、それは草刈などの手入れをしないのも一因。
花に罪はないと思う。
今や完全に日本の秋の風物詩に収まってしまった感もあるのだがどうだろう?

今度は間違いなくのアキノノゲシ 

2010-10-22 06:00:00 | 花・植物


花だけ見たのでは先日のホソバアキノノゲシとどこが違うのか判らない。
ホソバアキノノゲシの花見たときにアキノノゲシを思いつかなかったのはその葉が全く違うからだ。
と言い訳をしておこう

もっとも、そうは思いながら葉を撮ってこなかったのは痛恨の極み・・・ってのは大げさ。
毎度のポカだからそれほどには思わない

今回はアキノノゲシと判ってるから必要じゃなかったんだけど比較用に葉だけを撮ってきた。
見比べてみれば間違えようがない。