白くて大きいキノコの正体は?

2009-07-30 19:30:22 | キノコ
このところ家の周りで撮るばかりだった。
三時半に娘を迎えに行く約束をした日曜日の午後、待ち合わせ場所近くの林に山百合が咲いているという情報があったのでこれ幸いと出かけた。
日中の一番暑い時間(おそらく35℃近くだったかも)に出かけるのだからそれなりの覚悟で出かけた。
ところが林についてみると意外と涼しく何ともいい気分。

林の入り口で何本かの道に枝分かれしているのだが、谷津田の方向へ行けばトンボがいるかもしれないと欲張ったのが悪かった。
見事に山勘が外れてお目当ての山百合は全く見当たらず。
谷津田のトンボもほとんどがオオシオカラばかり。


オオシオカラトンボのメス
シオカラトンボと同じようにメスは白く粉を噴かない。


シオカラトンボのペア
猛暑にもかかわらずオアツイことで・・・

何かないかと立ち木や林床をみているとキシタバがいた。
近付いても身じろぎひとつしない。
本人(蛾)は木肌に同化しているつもりなのだろう。


キシタバ(黄下翅)

白い大きなキノコを見~つけた!!


白くて大きなキノコ

白くてツバがあるからドクツルタケ?
にしては傘の縁にぶら下がるボロ屑みたいなのは・・・

家に帰って調べるとハラタケ科のシロオオハラタケのようだ。
マッシュルームの近縁で食べられるらしいが、マッシュルームのように傘が開く前の方が食感が良いという説と、それほど美味しいものではないという説が在るがはたして?

一番の問題はテングタケ科の猛毒キノコ「ドクツルタケ」とよく似ていること。
ドクツルタケをシロオオハラタケと間違えて食べての中毒というのが少なからずあるようだ。

ドクツルタケには壷があるがこのキノコにはない。
ドクツルタケは傘の裏にあるヒダが白いが、このキノコは成熟すると茶色くなり、傘や柄に手で触れると黄色く変色する。
などが特徴のようだが、絶対に間違えないという保証は無いので食べない方が無難かな?
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芝生のキノコ

2009-07-30 06:28:42 | キノコ
芝生に生えていたキノコシリーズ第二弾
いつの間にシリーズ化したか不明だが、このキノコも名前が分らぬ不明種。


芝生のキノコ

なに?
小さすぎるって!?
実物も三cmほどの小さいものなので雰囲気が伝わるかと思って・・・

トリミングするとこんな具合


芝生のキノコ 拡大

あちこち調べてみたがこれも正確な名前は分らない。
ナヨタケ属にはこれと似たヒョロッとしたキノコが幾つかある。
そのうちの一種だろうと見当はつけているのだが、全く見当違いの可能性も・・・
まぁ採って喰うわけではないから名前が分らずとも差し支えはないのだが(笑)

名前の検索をしているうちに当のキノコはとっくに消えて無くなっていた。
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マンネンタケ その4

2009-07-28 20:37:37 | キノコ
さて、おまちかねのマンネンタケの続報!!
誰も待ってないって・・・

前回から中四日。
傘の部分が扇状に大きく張り出してきた。


マンネンタケ 全体像

上から見ると扇の要部分が橙色に色付いてきたのがわかる。


マンネンタケ 傘の部分

昔、全高5cmほどの物を採ったことがある。
今回の物はそれと比べるとだいぶ大きい。
傘の先端まで色付き始めるとその時点で成長はストップするはずだ。
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タカサゴユリ

2009-07-28 06:32:52 | 花・植物
畑の畦にタカサゴユリが咲く場所があった。
なぜかその場所は「帯化(*)」と呼ばれる奇形の茎になる確率が高く、必ず何本かが帯化して多数の花をつけていたのだ。
畑の持ち主は草刈の時にユリが芽を出していると丁寧に刈り残していたので毎年楽しめた。

ところが、刈り手が変わってからこのタカサゴユリはバッサリと刈られてしまう・・・
勤め人ゆえに時間が無いということもあるだろうが、なんとも・・・

今年は一本だけ刈り残されていた。
帯化はしていないようだが、花は見られるだろう。

参考に過去の画像を貼っておきます。
左側が普通のタカサゴユリ。
右側が帯化したタカサゴユリ。



*帯化(たいか)
綴化(てっか)や石化(せっか)とも呼ばれる。
茎の成長点がなんらかの異常で線状になり、茎が帯状に平たくなる現象。
成長点が虫や細菌等の外的要因で傷ついてなる場合は一時的なもので翌年も同じになるとは限らない。
遺伝子の異常だと毎年同じように帯化し、子孫にも帯化が固定する可能性がある。
よく見られるのはタンポポ、ケイトウソウ、ユリなどだが、テッカヤナギのように遺伝子レベルで固定し、華材として販売されているものもある。
参考:草木図譜「帯化とは何か」
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夏の波紋

2009-07-27 06:38:03 | Weblog
土・日と朝から暑かった!!

県内でも有数の暑さを誇るわが町。
そんなものは誇らんでいいからもっと涼しくしてくれ!!
といっても無理なものは無理・・・
せめてアメダスの観測装置一式を隣町へでも移転してくれ。
そうすればTVや新聞で一番だとか二番だとか取り上げられることもなくなる。
=暑い町だということから心理的に逃れられそう。

近隣の町では夏祭りの囃子や花火の音が聞こえていたし、町内の某地区でも天王様の祭りがあったようだ。
それにひきかえ夏祭りのないわが地区は静かなもの。
「暑いぞ熊谷」のように開き直って、何か「売り」になるようなイベントでも?
しかし、暑さで参加者が倒れでもしたら・・・
と考えたら日中は涼しくした部屋の中で過ごすのが一番かも(笑)

国会が解散したということで各党がマニフェストという政権公約を展開している。
何であんな何語だかわからない言葉を使うのだろう。
わざと分かりづらくしてはぐらかしているいるのだろうとしか思えない。
投票が終わるまで暑苦しい夏になるのは間違いなさそう。

はたして政権交代ができるかどうか?
ばら撒き予算で景気回復できなければ財源の不足分は消費税アップで補う以外にないだろう。
どの道、懐具合から寒くなりそうな気はするが・・・
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ヒトヨタケの仲間?

2009-07-26 09:24:00 | キノコ
先週末に庭の芝刈りをしたのだが、そのあとに小さなキノコが生えていた。
以前、ヒトヨタケの一種ではなかろうかとアドバイスを頂いた物と同じだろう。

ウィキペディア(Wikipedia)によれば「ヒトヨタケ」とは
ハラタケ目ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属
ササクレヒトヨタケ節ヒトヨタケ亜節
に属するキノコなのだとか。

キノコは生物の中では菌類に分類されるが、この菌類というものも非常に種類が多く、素人には見分けが付かないものも多数ある。
昨年の夏に撮ったヒメヒガサヒトヨタケやハナオチバタケは外観が瓜二つの種類があるという。
ヒメヒガサヒトヨタケとコツブヒメヒガサヒトヨタケ。
ハナオチバタケとハリガネオチバタケ。
これらは見た目が同じで胞子レベルで比較しないと決め手に欠くという・・・
はっきりさせるためには顕微鏡を買う必要があるが、その気力も資金力もない。
ちなみに、市販の顕微鏡は3万円ぐらい~50万円ぐらいするようだが、撮影も出来るようにするとそこそこの出費は覚悟せねばならないようだ。
そんなことをするぐらいなら発泡酒だと賞味期限が切れるぐらいのストックが出来る(笑)

ヒトヨタケはその名の通り一夜で黒く融けてしまうということだが、案外そんなこともない様である。
本家の「ヒトヨタケ」は群生していて、色合いも違うしもっと大きい。
ということからすると「ヒトヨタケ」そのものではないようだ。
ちなみに、ヒトヨタケは食用だそうだが、
アルコール分解酵素の働きを阻害する作用がある。
中毒症状を起すそうでアルコールを飲むのは厳禁!!
だそうだ。
もっとも、よほど詳しい人でないと食べようと思うような姿ではないのだが・・・
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マンネンタケ その3

2009-07-25 18:20:02 | キノコ
マンネンタケの続報

びるげさん以外に誰か期待しているのだろうか・・・
一抹の不安はよぎるもののUPすると70人近い人がアクセスする。
意外とキノコのマニアは多いのかもしれない。

前回から二日が経過したが傘の部分がさらに横に張り出してきた。
シイタケやシメジのようなキノコなら最初に球形の傘になる部分が顔を出す。
その後、柄の部分が延びてマッチ棒のような状態になる。
そこからパラソルを開くように傘ができるのだが、どうもそういった型にははまらないようだ。
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マンネンタケ幼菌 その2

2009-07-23 19:33:38 | キノコ
関東地方も梅雨が明けた!!
ということだったはずだが、どう考えても梅雨空・・・
昨日の部分日食も雲に隠れて全く見えなかった(らしい)。
女房から聞いたところによると、若干は暗くなったという。
皆既日食の範囲ではネオンが映えるほどの暗さになったようだ。
もっとも、今日の昼過ぎに突如振り出したにわか雨の方が暗かった・・・
という証言もある。
はたして埼玉でも本当に暗くなったのか単なる暗示でそう感じたのか疑問は残る。
ここは完全に晴れていた状態で部分日食を観察した方の感想が聞きたいものだ。

そんなこんなで先日見つけたマンネンタケの幼菌の続報。

若干雨がぱらついているような感じがあったが、経過観察の至上命令が下っているので出勤前に撮ってきた。
先日よりも黄色い部分が太くなって傘ができるような感じになってきた。
普通のキノコよりも生育が遅いみたいに思う。
成長が遅い=肉質が硬い
成長が早い=肉質が脆い
という方程式でもあるのだろうか?
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マンネンタケ幼菌

2009-07-19 19:38:18 | キノコ
会社の仕事では休憩時間はあるものの八時間は立ち仕事。
昼を回ったころから腰がしんどくなって来て、三時休み頃から足に痺れがきたりする。
それでも一時よりはだいぶ回復してきた。
あんなリハビリ(牽引)でも効果があるのか?
それとも自然治癒力なのか判然とはしない。
などと書くと整形外科医に怒られそうだが・・・

家で午前中だけ適当に働いても、午後からゆっくり休んでいるとかなり楽な状態になってきた。
そこで、休日の朝二時間ぐらいは筋力の鍛錬もかねて草刈に。

数年前まで隣家の畑にスモモが生えていた。
実生だったようだが根元がわが家の畑と境界ギリギリ。
畑の持ち主は別の場所に植え替えるといっていた。
ところが、その方が亡くなり、あとを継いだ方も亡くなり・・・
直径20センチはあろうかという太さになっては植え替える状況でもない。
結局、今の持ち主と相談したら
「そちらで伐ってくれるのなら結構ですよ」
とのことで私が切り倒して始末した。
株はそのまま掘り出さなかったので蘖(または孫生え=ヒコバエ)が出たのではもともこないと薬を塗って枯らせてしまうことに。

狙いどうりに枯れたが、まだ朽ちるまでには至っていない。
草刈をするにも切り株がジャマになるのだが掘り出す手間を考えれば致し方ない。

今日そのあたりの草刈をしていたら件の切り株になにやらキノコが生えていた。
梅や桃などの切り株によく出るというマンネンタケの幼菌らしい。
漢方では霊芝(レイシ)と呼び、薬効があるとされているのだが?
真偽はともかく、かなり硬いキノコで採取後に乾燥させてから磨き上げると飾り物になる。

傘が開くまで誰にも採られずにいるかどうかだが・・・
まあそんな心配もないだろう。

それよりも問題は・・・
家の畑じゃないんだよねぇ
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フタトガリコガヤ

2009-07-18 15:10:09 | 
キダチチョウセンアサガオの葉に黄色っぽい三角のものが付いていた。

何かと思ったら・・・蛾!!
わりと目立つ色合いだが見覚えが無い。
おそらくは初めて見る種類。

以前も書いた「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で虱潰しにサムネイル画像と照らし合わせる。
ところが、コレが結構大変・・・
なにせ幼虫や成虫合計80科4112種。
一種で数枚の画像が収められているケースもあるのでその数倍。

慣れてくれば形や大きさで大体の種類がわかる。
形からしてヤガ科だろうと見当は付いた。
それでもヤガ科には1000枚以上の画像が・・・

ブラウザにFireFoxを使っているのだが、サムネイルの写った画面を次々と切り替えていくと突然フリーズする。
はたしてソフトが原因かパソコン本体なのかそれとも暑さのせいか・・・
別のブラウザに切り替えて様子を見てみようかと思う。

そんなトラブルに見舞われながらもお目当ての画像を発見。
コヤガの名前がありながらヤガ科コヤガ亜科ではなくヤガ科アオイガ亜科

以下「みんなで作る日本産蛾類図鑑」より一部引用

【科】ヤガ科(Noctuidae) アオイガ亜科(Bagisarinae)
【分布】 本州,四国,九州,屋久島,沖縄諸島,中国,台湾,インド,南大平洋諸島,オーストラリア

【成虫出現月】 5-9

【幼虫食餌植物】 アオイ科:フヨウ、ムクゲ、アオイ、オクラ、ワタ、ハマボウ

ムクゲが近くにあるからそれが発生源のようだ。
ラミーカミキリと被ってるな・・・

てなところで本日の暇つぶしが終了。
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