ツマグロヒョウモン

2007-11-25 21:39:18 | 蝶と蛾
法事には故人が蝶やトンボなどに姿を変えて現れるということを以前書いたように覚えている。
母の通夜と葬儀の日はこの時期としては暖かな日で、蝶どころかヤンマかサナエのようなトンボまでが飛んでいた。
あれほど飛んでいるとどれが母なのか・・・
それはともかく、以前はこの時期に飛んでる大きめの蝶といえばキタテハぐらいなものだったのだが今年はツマグロが目についた。
今日もベッピンさんが庭先の菊の花に来ていたのでモデルになってもらった。

で、このあと暇つぶしに読んでいた月刊漫画の欄外投稿欄を読んでいたら、前述の葬儀に蝶が・・・の話があった。
季節はずれの蝶の来訪に誰もが故人が挨拶に来たのだろうとしんみりとしたという。
しかし、その蝶をバッグで叩き落し静寂を破ったお母さんがいたそうな。
コレには全員がだったそうな。
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ノジスミレ

2007-11-22 19:04:33 | 花・植物
ノジスミレのかえり花が咲いていた。
意外と珍しくもなくあちこちにあるので今がスミレの季節かと錯覚するほどに・・・

「逝く秋を 野辺で見送る かえり花」
と詠んでみた。
しかし、文章を書いていてもそう思うのだが、誰かが書いた文章のフレーズが知らず知らずに入ってきたりする。
限られた字数の事ゆえ誰かが既に詠んでいるのじゃないかと

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ちょうど二年目に

2007-11-16 22:33:48 | Weblog
清々しく晴れた朝に小さな白い雲たちがユッタリと風に乗り流れていく。
そんな朝に母は旅立った。
父と姉二人の見守る中、苦しみもせず消え入るように息を引き取ったという。

八十二年と九ヶ月の人生は如何ばかりであったろう。
青春の真っ盛りが戦前戦中。
嫁いだ家は裕福とは言い難い農家で働き詰めの生活だったように覚えている。
それでも、近くのゴルフ場で働き始めた頃にはいくばくかの金銭的余裕も出来、夫婦揃って社員旅行などに参加できたころは実に楽しげだった。
そんな母も祖母が寝たきりになったのを機に退社し二年程の介護に明け暮れた。
祖母を看取ったあとはゲートボールが楽しみとなり近所の仲間とマイ・スティックを手にゲートボール場に通った。
母は手首の骨を折っても医者には行かなかった筋金入りの医者嫌いだったが、加齢とともにお定まりの高血圧や糖尿・白内障を患い医者通いを余儀なくされた。
眼球のレンズ交換もしたし、血糖値の検査やインシュリンの注射も自分でこなした。
医者に進められての散歩は毎日欠かしたことがなかった。

そんな母が倒れたのは11月13日の朝。
奇しくも母が逝ったのがちょうど二年後の11月13日の朝。
なにやら不思議な因縁を感じる。
闘病生活の間に十二人いる孫のうち姉の子二人が結婚をした。
式の時にはほとんど言葉も出ないような状態だったが私が撮った新郎新婦の写真を見て喜んでくれた。

金持ちでもないし、名を挙げるような事もなかった。
家のため、子を育てるために働き続けた極々平凡な主婦でしかなかった。
しかし、伴侶や子夫婦・孫と一緒に平凡に暮らしたがゆえに幸せな人生だったんだと思っている。

とうに覚悟は出来ていたはずなのだが納棺の時、荼毘にふす時、精進落としの席での挨拶に涙した。
申し訳ないが義父の時より涙が出た。
コレが血のつながりなんだろうとまた涙が出た。
この世に生んでくれた感謝の気持ちがまた涙を流させた。

庭の片隅にハキダメギクが密生している。
この秋まで名も知らなかった。
どこか遠くからやってきて子孫を増やし、小さな花を咲かせている。
変な名前を付けられ目だたないけど花を咲かせられれば幸せなんだと。
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アレから二年

2007-11-11 18:45:05 | Weblog
アレから二年が経とうとしている
家族や親戚の誰しも、おそらくは医師もが年は越せないのだろうと思ったはずなのだが母の生命力はあの世からのお誘いを辞退した。
母は83回目の秋を向かえ、酸素マスクと点滴のチューブ・尿パックにワイヤレスの心電モニターを装備し、僅かに目を動かすぐらいで言葉を発する事はおろか僅かな身じろぎさえもできずベッドに横たわっている。
誰の目にも体力の限界が近いことは明白ではあるが、その事を認めたくない自分達がどこかにいる。

「今日は日が良いから」
と言って隣の家のオバさんが見舞いに行きたいと我が家を訪れた。
父と三人で病院へ行くとどこかで見たような人が家族らしい人たちと歩いてくる。
私「S平さん?」
S「おお!?久しぶり!!」
同級生であった。
私「どなたかお見舞いですか?私は母の見舞いなんですが・・・」
S「家もお袋がね・・・でも帰り際には手を振ってくれるんですよ。」
私「それは張り合いがありますね。来週は同級会だから出席できるようだったらマタ」

病室には姉が来ていた。
A「Y子さんAです。判りますか」
隣のオバさんが声をかけると大きく目を見開き、息も荒くなって何か話したげなような素振りをみせた。
家族以外の見舞いというのが刺激になったのかいつになく反応が良い。
隣の部屋にも近所のIさんが入院しているので父とオバさんはそちらにも顔を出してきた。
「もう一度家に帰れそうな気がするんだけどねぇ」
とIさんが言ったそうで
「早く帰れるようになると良いねぇ」
と励ましてきたという。

夕食には隣のオバさん手作りのコンニャクを煮物にして頂いた。
出来合いのモノよりちょっと柔らかめだったが、それがかえってオバさんの優しさの表れのように感じた。
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今日のキノコ狩り

2007-11-09 18:20:18 | キノコ
今夜から雨になるということで週末の山入りは微妙・・・
コメントへのレスでシューさんには本日8時集合と告知しておいた。
しかし、平日に片道4時間近くかけて来るとも思えないので単独行に。
山入りといっても登山をするわけではなくキノコ狩り。
しかも我家の宅地から地続きなんですが(笑)

夜勤明けで子供を駅まで送っている間にすでに風呂が沸いていたのだが
私「ちょっとキノコを採ってくるから・・」
妻「昨日も車が止まってたから誰か採っちゃったんじゃないの(笑)」
私「案外見落としがあるんだよ」
スーパーのレジ袋を持ちかけたのだが一回り小さなコンビニで雑誌を入れてくれるレジ袋に変更した。

前回に指先ほどだった幼菌をシダの葉で隠しておいたのだが思ったより大きくなっておらず、影も形もなかった場所に生えている方が大きくなっていた。
たかだか30分ほどの間にレジ袋いっぱいが採れ、さて、昨日の人はどこを見ていったのだろうかと?

証拠写真


山頂近く(山頂って言っても丘のようなものです)の切り株にクリタケ(?)が生えていた。
たぶんそうだと思うのだが自信が無いので携帯電話で写真だけ撮ってきた。
調べてみるとまず間違いないようだが、幼菌の方が美味しいとか。

クリタケ
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今日もキノコ狩り

2007-11-05 11:53:29 | キノコ
昨日は十本ほど採った。
妹が来ていたのでアカモミタケは全て妹の所へ。
妹と入れ違いに姉が来たのだが時すでに遅し・・・
「この間のキノコ美味しかったわよ!!
チャーちゃん(姪っ子の結婚式で大泣きをした気の良い叔父さん)が大好きなのよね。」

そこまで言われたら採りがいもあるので
「昨日アレだけ見たんだから無いんだろうなぁ?」
と思いつつも今日も山に入った。
昨日と同じぐらい採れた(笑)
見落としが以外とあるものです。
クサイロハツらしきキノコはどうなったか見に行ったらもう無かった。
あのあと誰かが採って行ったらしい。
そうなるとたぶん食用キノコで間違いなかったんだろうけど・・・
誰か毒見役がいないと食べる気にならないなぁ。
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毎度のキノコ狩り

2007-11-04 19:01:57 | キノコ
今日は中央公民館の文化祭をチョコッと見学してから裏山へ。
もちろんカメラ持参です。
しかし、コンデジが見つからない・・・
私「新しいほうのカメラは?」
妻「大学の文化祭にもっていってるんじゃないの?」
ブレ止め補正が付いているのでPanaの方が良かったんだけど致し方ない・・・

家の近くの空き地に軽自動車が一台停めてあった。
「コレはもう入ってるな?」
案の定山の中で先客の老人がガサゴソやっている。
気になっているキノコがあったので詳しい人なら聞いてみようと思って声をかけた。
しかし、私と同じ程度の知識しかないようでアカモミ以外は採らないという。
私「先週は凄かったですよ。レジ袋いっぱい採ったけど採りきれませんでした。」
老「それは羨ましい!!でもこれぐらい採れればまぁまぁです。」
老人の袋には十本近いアカモミタケが入っていた。

実は昨日、同じ場所で同じぐらいの数を採っているのだが随分と見落としているようだ。
今日はいつも行かないヤブの中まで入ってみようかと思いつつ奥へと入っていったのだが、モミや杉が茂った山には下草もさほど生えていない。
広葉樹の細いのが生えてはいるがゆく手を遮るほどのことでもない。
結局、薮漕ぎよりも薮蚊を追い払う方が忙しかった。
モミの木も見当たらないような場所まで行ったのでこのあたりで引き返すことにして、こんどはキノコ採りならぬキノコ撮りに専念することに。

ツチグリ
ちょっと見にはジンタンボウの実のように見えるがホコリタケの仲間で食べられる。
でも、ホコリが出るようになってはどうしようもないようだ。
食べてみたいとは思わない。


キツネノチャブクロ
こちらもホコリタケの仲間
白いのと茶色いのがあるようだが茶色のはタヌキノチャブクロと呼ぶようで、コレも幼菌なら中がはんぺん状で食べられるそうだ。
でも、食べてみたいとは思わない。


ミドリのキノコ
珍しい緑色のキノコを発見
あまりに暗いのでフラッシュを焚いたらちょっと色が飛んでしまった。
家に帰って調べたらモエギタケかクサイロハツの幼菌のようだ。
柄の感じだとクサイロハツのように見えるがどうだろう?


ホコリタケ
キツネノチャブクロの朽ちる寸前だろうか?
形からするとホコリタケの仲間に違いないようだが?


不明キノコ
なんだかよく判らない・・・
けど形は面白い。


ドクベニタケ
きれいなキノコなんですがねぇ・・・
よく似たので茎に赤味がさした食用キノコもあるそうだが、コイツは間違いなく毒!!


クリタケ?
よく判りません。
色合いは栗色ですけどねぇ・・・


クサイロハツ
緑のキノコなんてそんなにないはずなので間違いないと思うんだけど・・・
もしクサイロハツなら喰える!!


クサウラベニタケ
シメジみたいだけどさほど柄が太くなく石づきのあたりまで真っ直ぐで笠の表面に斑紋なし。
たぶんクサウラベニタケだと思うんだけど・・・
たくさん生えていた。
でも毒キノコ~。



おまけ


他人の家の山にこんなものを捨てやがって!!
来年からは管理料を取ろうかな?
でも、徴収の手間の方が高く付きそう(爆)
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ヴォーカリスト

2007-11-03 20:32:43 | Weblog
鈴を転がすようなとか小鳥がさえずるようなと形容される声というと誰しも美声だと納得すると思う。
声楽の世界ではソプラノからバリトンまで例外なく透き通った、その意味では美声の持ち主の世界だ(と思う)。

うろ覚えではあるが、中国では美人の条件として甲高い声の持ち主というのもあるそうで、山口百恵の声が意外と太い声なのでジャケット写真のイメージと違うといわれたとか。
おそらくは「和○ア▽子」や「ミソ×雲雀」なら違和感なく受け入れられたのではないかと思うのだが・・・と実名で書くと殴られかねないので止めておこう。

最近のロックから演歌までのいわゆる流行歌のジャンルでは、かつての水原弘やフランク永井のような低音の魅力でせまった歌手は絶滅したかの感がある。
ていうか、それって誰よ・・・
水原弘は没して三十年が経とうとしているのだが、第一回のレコード大賞を受賞したことで歌謡界に名を残している。
フランク永井はご存命なようだが、あることが原因で再起不能となって療養中だとか。
最近、有楽町に丸井がオープンし、名前が「イトシア」というのには笑った。
有楽町だからフランク永井の名曲「有楽町で会いましょう」の歌詞に引っ掛けたんだろうなぁ。

閑話休題
何故に低音の魅力でせまる歌手が振るわないかというと、最近は低音のビートが利いた曲が流行なために音域が高めな歌手でないと歌詞が映えないためだといわれている。
この辺り、私のカラオケの持ち歌が古い遠因にもなっているのだがもって生まれた声帯ゆえ諦める以外に手はない(笑)

ジャズやブルースのヴォーカルというと美声とは言いがたい嗄れ声が幅を利かせる。
いわゆるハスキーボイスである。
一般には酒やタバコでの不摂生や発声法を無視した歌い過ぎで喉を潰すといったケースが多いようだが、コレに憧れてわざと潰したがる御仁も少なからずいるとか。

歌謡界でハスキーというとかつては森進一や青江ミナにもんたよしのり。
失礼ながらもはや懐メロの世界・・・である。
最近人気を集めているハスキーボイスというと徳永英明がいる。
カバー曲のアルバムをシリーズで出していて、これがCD売り上げの上位に顔を出しているとか。
自分でもBESTアルバムをすでに持っていてお気に入りの歌手の一人なのだが、一枚目の「ヴォーカリスト」がリリースされた時に気になりながらもつい買いそびれ、「ボーカリスト2」も同様、「ボーカリスト3」に至って今度こそと思っていながら・・・
女房が先に手に入れた(爆)
最近はコレが愛車の中で流れているのである。

自分専用にCD-Rに焼き、ラベルも公開されている顔写真を元にオリジナル加工してタイトルを入れて曲名も一緒に印刷した。
で、この時、曲名の入力をサボってどこぞのHPからそのままコピペ印刷したら曲順が違ってた・・・
仕方ないのでマジックインキで塗りつぶしたのだがA型の血が許さない(笑)
明日にでも作り直そうかと・・・


ハスキーってなによ?
英和辞典で引くと
husky
<声が>しわがれた
<男性が>大柄でたくましい

自分的には男性で身長=176cmだからまぁ大柄な部類だけどたくましいかどうかは・・・
声より顔がしわがれてるかなぁ(爆)
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2007-11-01 19:35:37 | 
昨晩、娘を迎えに行こうと車に乗り込んでからガソリンが残り少なくなっているのに気づいた。
途中のG.S.に寄ろうと近くまでいったのだが・・・
いつになく凄い数の待ち車!!
六台が一度に給油できるセルフなのだがさらに十台ほどが列を作っている。
コレでは迎えに間にあわないから帰りにしよう・・・
と手前にある駐車場で方向転換。

21時を回った帰路に再度G.S.の近くまで行くと一向に空いた様子が無い。
方向転換して列の後方に並ぼうかとも思ったが、その間にも三台が隊列に加わった
???
忘れてました・・・今日は10月31日!!
月半ばには11月より石油製品の卸売価格が上がるという情報があり、おそらくは11月1日からガソリン価格が6~7円値上げになるのではと言われていたのでした。

「なんだかなぁ~
満タンにしたところでせいぜい50Lだから
×6円にしても300円ぐらいしか節約にならないんだから・・・
セコイよなぁ~。
別に値上げの後でもイイんだけど~
とブドウを食べ損ねたキツネのごとき悪態をつきながら列を横目に家路を急いだのでありました。

明けて11月1日
いつものように娘を駅まで送るとガソリン残量が少ない事を警告するランプが点灯!!
(一番右端のメーターに付いた黄色いランプです)
運転歴36年でも久々です。
(最初の頃の車にはこんな物は付いてなかった)
燃費計(コレが付いた車は今回が初めて)は9Km/Lで前回給油時からは450Kmほどだから満タンから50L使った計算になる。
まだ100Kmぐらいは走れるんだなぁと思いつつもG.S.へ。

すでに先客が六台給油中。
価格表を見ると・・・
「上がってない!?」
給油したら計算どおりの50L弱。


お値段は・・・@133円
たとえ300円の節約でも朝から得した気分(爆)
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