[三八式の届かぬ空を翔ぶ女性]
(注:三八式-戦前の一時期の標準的な歩兵銃)
<<100円ショップのレジの小母さんから聞いた本当の話>>
中年の女性が皿20枚買いに来たそうです。二ケ月程して同じ皿をまた20枚買いに来たので、不思議に思って理由を聞いたそうです。
その女性の話:
夫婦喧嘩の時、彼女は手当たり次第物を投げつける癖がありました。
然し、戦い済んで床の割れたものを片づけるとき、それが思わぬ高価なものでもあると、喧嘩の反省と勿体ないことをしたと言う後悔が入り混じってひどく惨めな気持ち苛まれていました。
それで色々考えた挙げ句、同じ割るなら喧嘩用に安い皿を買っておいておこうと思ったそうです。
然し夫婦喧嘩の真っ最中にカリカリしながらも、一枚105円の皿を探している漫画的なシーンを想像するとついにやにやしたくなりますね。
100円ショップの意外かつ合理的な使い方、月に何度も派手な喧嘩をしながら続いている夫婦関係、喧嘩の時にも家庭経済を忘れない主婦の鑑のような女性。戦中派にとってただひたすら感心するばかりです。
(毎週土曜日投稿参照)