普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

高裁の新聞記者の取材源秘匿容認報道で思い出した事

2006-06-15 08:37:57 | 情報、マスコミ

6月14日付けのの読売で表記の報道がされました。

これは全く当然のことで、特に言葉を挟む理由はないでしょう。


<新聞社が秘匿しなければならない物>

然し、私はこれに関連して、一時、世間を賑わせた、朝日新聞の模擬裁判の報道に関する論争を思い出しました。

私たちには、ことの真偽は判りませんが、朝日に対する自民党とNHKから何度もあった抗議と疑問点についての説明の要請に対し、朝日はこの件に関して訴訟を検討していると言う理由で説明を拒否していました。

他紙や、NHKの報道から考えて、少なくとも朝日にも一部の不利な点があり、もしかしてこのまま頬被りして仕舞う作戦かなと思って、没になりましたが新聞に投稿したこともありました。

案の定と言うか、当然にと言うか、朝日が訴訟を起こしたと言うニュースは聞かないままです。多分朝日は法廷の場で事が明らかになる事を恐れたのでしょう。

当時、NHKは公共機関としての透明性を問われていましたが、朝日新聞もいくら商業紙とは言え、二大新聞の一つとして、日本の大きな権力機構の一つとして、皆がある程度の納得が出来る透明性を国民や読者が朝日求めていたのではないでしょうか。

新聞社が秘匿すべきものは取材源だけで良いのではないでしょうか

あの時、朝日新聞に暗いイメージを持ったのは私だけでしょうか。

最近の朝日新聞の「言葉は力、言葉はーー」と言うテレビコマーシャルを見るたびに、白けているのは私だけでしょうか。

追記:

私の方針としてある特定団体について批判がましいことをブログに投稿した時は、道義上、その団体かその有力者のホームページに、同じ内容を投稿して私のブログで反論して貰うよう書き添えています。

今回も同じように、朝日新聞のホームページを見ましたが、ただ一つの例外を除いて、どこにも掲示板的なものが見当たりませんでした。(もしお気づきの方がありましたら教えて下さい。)

その例外とは「教育基本法反対」のキャンペーン欄でした。そこをクリックすると反対の意見ばかりです。本当にびっくりしました。
そして投稿欄の最後のコメント欄の下に、基本法に反対する  のボタンがありました。つまり反対意見しか投稿出来ないようになっているのです。

これではまるで社民党や共産党の機関紙ではありませんか。

全国紙として、もし中道、百歩譲って中道左派の道を選ぶのなら、キャンペーンのタイトルは「教育基本法について考える」とすべきだし、最後のボタンも基本法に賛成する のボタンがあるのが当然ではないでしょうか。

これを見て、昔、同新聞を取っていた時の、反権力、反日の丸、反国家、反政府、反官庁、反大企業で埋めつくされた、投書欄を思い出しました。

そして、そして明らかに同社の幹部記者と思われる人の書いた記事の中(さすがに社説ではなく)で、いずれ国民は企業や、諸機関で、真実を知るのだから、これぐらいの一方的な報道方針で丁度バランスが取れるのだと言う、言い訳じみたことを書いているを見てあきれたことも、思い出しました。

皆さんこんなこと信じられます!!?

<<グー・ブログを見ている朝日新聞の関係者にお願い>>

朝日新聞の報道で、世の中に役立ったことも多いと思いますが、貴方たちの一方的な報道が今日の社会劣化の一つの原因になったかも知れないことも謙虚に考えて貰ったらと思います。

そして、"国のため"と言ったらまた一言あると思いますが、日本と言う社会のために、朝日新聞も日本の大きな権力機構の一つであることを認識し、是非中道の道を歩いて貰いと思いますが。

関係者はこのような当然すぎることを社内で発言する機会も与えられていないのでしょうか。