いつも読ませて頂いている らんきーブログさんのブログの内昨日の
そもそもTV番組がしっかりしていないから私が悩まなくちゃいけないのだ(笑)の中で、
TVは斜めに馬鹿にしながらツッコミを三村以上にバンバン入れて見るのが正しい見方だ。 これについて千年虫さんから 「違います。見ないのが正しいんです。批判的に見ても十分な批判材料がなければ、結局ずるずる取り込まれていきます。 」という コメントを頂いて、その後いくつかやり取りをしている。
と言う記事があった。
私はらんきーブログさんの意見に賛成だ。
何故ならこの種の政治・社会情勢に関するブログを書いたり読んだりされている人達はそれなりの問題意識を持って、テレビ、新聞・週間文春などのメディアからの情報からテレビの報道の真偽やそう言う報道をする意図など直感的に判断出来るからだ。
問題は多くの国民がムードやイメージで流されても仕方がない面もあるが、社会をリードする立場の政治家や企業の経営者にこの問題意識がどれ程あるかだ。
*****************************************
企業経営者と教育の問題
*****************************************
ここでは企業の経営者の問題点について考えてみたい。
私は永年装置の保全技術者→中級管理者として勤めた経験から、問題意識を持つこと、問題が起こった原因の発見、改善、改善に伴う危機管理の各能力の必要性を痛感してきた。
然し私の現役の時代は、通産省主導の欧米の追いつき追い越せと言う時代だった。
だから経営者は政府の指導を理解し自社に如何にアレンジし適用すれば良いかだけの能力で済んだ。
外国のライセンスのもとに工場の新設や拡大に当たる技術者は、英文で書かれれた仕様書や運転マニュアルを理解しそれを確実に実行する能力があれば十分だった。
彼らは高校、大学で詰め込まれた知識を活用して、各自の責任をうまく処理してきたのが日本の稀に見る発展に繋がった。
いやもっと正確に言えば、大学入試へ向けて高校で詰め込まれた知識のお蔭だ。
何故なら、かなりの大学生は就職率100%のお蔭で、厳しい大学入試をパスして得た自由な学園生活を享受していたから。
時代は変わった。
産業は次第に飽和状態になり、グローバル化のもとに厳しい国際的な競争が始まった。
<ゆとり教育の問題点>
文部科学省は知識偏重教育の反省を踏まえて、ゆとり教育を考えた。
その目的は
1.考える力を養う
2.生きる力が養う
3.豊かな人間性
以上を総合的に言えば、
・基本的には学校で教わる勉強範囲を減らし、それ以上は自分で調べることて自分で考える力がつく。
・物事を自分で考えるという習慣づけにより、生きる力が養われ。
・生きる力を養うために→多くの経験を積み、多様な価値観を学ぶ→豊かな人間性を育む
・落ちこぼれをなくす。
そのために学習内容を大幅に削減する。
と言うことになるそうだ。
ゆとり教育自体は私が主張する考える力の養成に沿ったものだ。
然しその制度自体は私が山谷えり子様へ、教育改革のためにに書いたように大きな問題があったがともかく進められた。
本題からそれるが、強調したいのはゆとり教育は休日の増加、土曜日授業の放棄という教師の待遇改善を勝ち得たと言う意識がゆとり教育の趣旨を損なったことだ。
あれこれの理由があって現在その見直しが行われている。
然し私が指摘したいのは教育制度全体のあり方だ。
ゆとり教育は小中学校で行われている。
教師達は総合学習という取り止めも無い大きな課題の処理に追われている。
おまけに個性尊重など言われればどうのようにして指導するか迷う教師がでるのは当然だ。
それが、中学校になると、考ええる力の養成より、ともすると当面の目標の高校合格のために力を入れがちになる。
中学校の指導内容に不満な生徒は塾通いに忙しく自主的な学習どころで無くなる。
それが高校に入れば官庁や大企業希望の生徒にとっては完全に大学入試一本槍。
考える力の養成など完全に無縁になってしまう。
大学の多くでは、論文作成と言う考える力養成の絶好の機会も、他の引用論文探しに時間を取られてしまう学生も多いそうだ。
結果としては、戦後からゆとり教育を導入した今も、結果的に詰め込み教育で、育てられたエリートが入社し、中堅幹部となり企業の経営者となっているのが実態だ。
だから彼は戦後の追いつけ追い越せ時代と同じに、サラリーマン重役の多くは、自社の業種や自社の特徴、自社の企業倫理を自分で考えるより、政府や経団連の首脳の指導に盲目的に従うことしか出来なのだ。
だから経団連の提唱した、契約労働者やパート関係の法律施行とともに、安い賃金の労働者を採用して経費の削減以外に考えられなのだ。
そして程度の低い経営者は金が全て、金儲けが正義と言わんばかりの米国流の考えかたを心酔して不正を働き、最後には会社を潰すことまでやりかねないのだ。
*****************************************
今後の教育と経営者
*****************************************
現在の日本情勢と教育の本質から考えれば教育の内容とその重点は、
・小学校
躾け→詰め込み教育
頭の柔らかいうちにたたき込む。
.中学校
一般教育→考える力の養成→個性を活かす教育
色気が出てき出したら記憶能力が落ちる。
自己主張が強くなる。
物事の道理が少しづつ判り出す。
・高校
考える力の養成→ 一般教育→個性を活かす教育
一応社会人としての考え方が出来て来る。
自分の将来についての希望不安がでてくる。
・大学
考える力の養成→専門般教育
社会人としての意識が確立する。
自分の進路についてはっきりした考えが出てくる。
以上を要約して言えば、幼い内は基本を叩き込み、上級校に進むほど、専門化し考える訓練をすることだ。
そして、国や企業の将来を担う人達には、身の回りのすべてそことに問題意識を持つこと、問題が起こった原因の発見、問題の解決と改善、改善に伴う危機管理の各能力養成とノウハウを社会に出る前に是非自分のものにして貰いたいものだ。
そして現在の問題で言えば、臨時の労働者の採用で、経費削減など誰でも考えつくだけでなく、如何にして従業員のモラルを向上しその能力を100%以上発揮して貰うかを考えるべきだ。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。↓
人気ブログランキングへ
政治ブログへ