昨日ネット上で私の住む北九州の対岸の下関市の白滝山の風力発電の写真を載せたブログを見つけました。
・白滝山の惨状(2): 日本に巨大風車はいらない
・写道 : 白滝山 風力発電 などなどです。
もし自然エネルギーにご関心がお有りの方は是非覗いてみて下さい。
その内後者の白滝山の地もとの方のコメントを一部紹介して見たいと思います。
きょうは、皆さんに見て貰いたい物があります。
私の住む豊北町の有名な山です。
山口百名山の中でも上位に位置する、我が町の宝「白滝山」です。
標高668メ-トルの素晴らしい自然が残る名山です。
長閑な田舎の風景に連なる白滝の山々の写真。
そしていきなり尾根の添って無残に作られた長々と連なる二列の風車建設用の道路と建設予定位置の削られた山肌を曝した写真。
前のブログでは、100m超の巨大風車を建てるためには100t、400tのクレーン車が必要になる。44mのブレードを運ぶためのトレーラーは新幹線運搬用と同じ特殊車両が使われる。 と説明をしていますが、そのための広い道路と広場がいるのでしょう。
そして著者のコメント。
皆さん・・・これが果たして山でしょうか・・・???
木はCO2(二酸化炭素)を吸収して、光合成でO2(酸素)を供給してくれます。
これだけの量の木々を伐採して、長い月日を掛けて築いて来た自然環境を破壊して
本末転倒も甚だしい事です。
野鳥の会・NPOも 断固 反対しています。此処は渡り鳥の「渡りのル-ト」です。
各地で「バ-ド・ストライク」と言う言葉を聞いた事がありませんか?
風力発電のプロペラに鳥達が巻き込まれて死んで行く事です。
自然を破壊し、生き物達をも巻き添えにして・・・・・
初めて私がこの写真を見た時・・・
山肌を伝う 幾筋もの 山の涙に見えました。
悲しくて、言葉が出ませんでした。
人の手で自然を破壊するのは容易な事です。
1度、破壊された自然は その姿に戻るまで 何百年と掛かります。
この現実を目を見開いて 受け止めてください!!
町民の皆さん 我が町の財産白滝山・・・・・・
これが現実ですよ!!!
[私の意見]
・山の多い日本では大規模な風力発電は山地に頼らざるを得ない
・巨大な風車を運ぶために搬入路の新設により広大な森が伐採される
・最近の異常気象。大雨により道路や建設地からの土砂の流出または地滑りの発生
・台風の多い日本では風車の破損の確率が高い
・それで道路と建設地と言う自然破壊の状態を残したままにして置かねばならない
・それかと言って平地に建てれば、良く言われる騒音や低周波音による健康被害が起こります。
・その他には良く言われるように、発電量に変化が大きいこと
・然し一番の問題は、私は何よりも日本人特有の自然に対する美的感覚が風力発電建設の大きな障害になると思います。
それともう一つは日本の観光地は雄大と言うより、小規模な繊細な景色で有名な所が多いようです。
そのような自然の中の高さ100m近くの巨大な風車を見て、これがよい景色だと思う人は殆どいないのと思います。
唯一の例外と思われるのが、福島県郡山市にある65,980Kwと言う全国一の出力を誇る布引高原風力発電所です。
写真を見る範囲では広大な高原に巨大な風車が建っており、観光名所として売り出そうとしているようです。
そして平原のせいか白滝山ほど自然を荒らした跡も目立たないようです。
私の住む周辺地域で言えば阿蘇の外輪山の高原が考えられますが、低周波音の放牧の牛に対する影響はどうなんでしょう。
いずれにしても日本では風力発電が盛んな欧州ほどの広大な平地を求めるのは難しいような気がします。
残るのは海上、無人島か人工島でしょうか。
自然エネルギー推進の人達の多くは環境問題にも熱心な方が多いと思います。
もし私が紹介した写真を見ておられなければ、是非見て頂き、風力発電と環境保護のバランスに就いて考えて頂きたいような気がしますが。
私は結局は風力発電を含む自然エネルギーの活用と原発の漸減をしながら、より安全な別のエネルギー資源を開発して行くという平凡で困難な道しかないような気がするのですが。
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