少子化が深刻だ。
25年位前、我が町で
青少年問題協議会答申の
文章を作る際、「少子化」という言葉を
使ったら辞書にないと理解されなかった。
それが時代と共に「少子化」がクローズアップされ
今、行政では「子育て推進室」も設置されている。
でも中身は、保育所と幼稚園の一元化とか
廃止、休園、合併を推進して
財政の健全化を図るのが狙いに思える。
私は自称「アマチュア作曲家」。
団塊の世代の子どもが生まれた頃
保育所や幼稚園がたくさん建設された。
この園でも、あの園でも、
シンボル的な「園歌」が作られた。
そしてそれは、一般募集が多かった。
いくつかの園に応募した。
偶然にも、すべての歌が採択された。
それが、その当時、保育士や幼稚園教諭の中で
くちコミで広がり、その内「園の歌を作って!」と
直接依頼が来るようになった。
あまりにたくさん依頼があったので
「そんなに作れません」と断ったケースもある。
H市で2園、K市で3園、
私の町で6園。覚えているだけで11園だ。
それ以外に「小学校の朝の歌」なんかもある。
私が断った園では、プロに頼んで作り
何十万円も支払ったとか、、、。
ちなみに、私は感謝状のみ。
(愚痴ではないです。)
楽譜も今は手元にはない。
時は流れ、誰が作ったかも忘れられだろう。
でも、毎日歌ってくれていることが、今考えても嬉しい。
ところがである!!
町内で3園が、3月31日で廃園されることになった。
その内、2園の歌は私の手によるもの。
始め、ピンとこなかったが、
昨日、私のパソコンの師匠(K市在住)に
ホームページの作成を指導してもらっている時
「3月でО保育園が廃園になるんです。
息子Tは卒園するのですれすれやった。
4月からは遠い園に行くことになる。」(師匠)
「その保育園の歌って、た・し・か・
♪♪愛宕山から朝が来て♪♪
で始まる、、、、?」(私)
「そうそう、娘も息子もよく歌ってる。」(師匠)
「少子化で、園児少ないもんネ」(私)
廃園の話はそこで終わった。
ところが、彼が帰ってからその話を思い出した。
彼の子どもさんの通っている「園」の歌。
実は、私が中学生の時の作品だったのです。
中学時代から歌を作り始め、確か2曲目の「園歌」。
各園の「歌の発表会」に招待された。
今のようにシンセやMTRもパソコンもない時代。
デモテープも何も残っていない。
ということは、今日把握しただけで
今年4園の「園歌が消えるのか。」
歌は永遠だと思っていたが
ハードが無くなると、ソフトも無くなるものなんだ。
時代の流れは、こんなところにも現れる。
あと5年もすれば、私の作った歌は
全て無くなるかもしれない。
「園歌は確かに消えて無くなる!」
これは確かなことだ。
【余談】
話は変わりますが、地味ですが
私のホームページを開設しました。
アドレスは下のとおり。(クリックしてネ。)
是非、遊びにお越しくださいネ。
http://www.masaring.sakura.ne.jp/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★(暦で今日は、こと始め!)