2月10日キネマ旬報
ベストテンの表彰式が
東京・有楽町朝日ホールで開催された。
そもそもキネマ旬報ベスト・テンとは何か?
『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に
創刊され、現在まで続いている映画雑誌だ。
映画雑誌として、日本では最も古い
歴史を誇っている。
キネマ旬報賞の始まりは、
当時の編集同人の投票集計により、
まず1924年度(大正13年)の
ベスト・テンを選定したのが、その最初。
当初は「芸術的に最も優れた映画」、
「娯楽的に最も優れた映画」の
2部門(外国映画のみ)だったが、
1926(大正15)年、日本映画の
水準が上がったのを機に、
現行と同様の「日本映画」「外国映画」 の
2部門に分けたベスト・テンに変わった。
戦争による中断があったものの、
大正時代から継続的にベスト・テンは
選出され続けており、
2006年度のベスト・テンで80回目を数える。
キネマ旬報ベスト・テンの特徴は
長い歴史を持つ映画賞ということ。
世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞。
ちなみにアメリカのアカデミー賞は2007年で第79回。
キネマ旬報ベスト・テンの方が1回多いのだ!
つまり、興行成績ではなく
映画の中身で決めるところがいい。
1977年は「幸福の黄色いハンカチ」が
この部門の一位だった。
だから、個人的には数ある
映画賞の中でこれが一番好きだ。
「泥の河」とか「蒲田行進曲」、
「お葬式」それに「シコふんじゃった」も
それぞれの年の一位に輝いている。
ちなみに、邦画の今回のベストテンは
【2006年度日本映画ベスト・テン】
1位 「フラガール」
2位 「ゆれる」
3位 「雪に願うこと」
4位 「紙屋悦子の青春」
5位 「武士の一分」
6位 「嫌われ松子の一生」
7位 「博士の愛した数式」
8位 「明日の記憶」
9位 「かもめ食堂」
10位 「カミュなんて知らない」
次点 「ストロベリーショートケイクス」
この中で観た映画は3作品。
全国一斉にロードショーされた
作品があまり入ってない。
これも特徴だ。
でも、観てみたい映画も多い。
「かもめ食堂」はDVDがすでに出ている。
ちなみに「フラガール」は観たかったが
機会を逃した。
3月にDVDが出るので
是非観てみたいと思っている。
音楽なら何でも大好きだが、
映画はやはり好き嫌いがある。
元気を与えてくれる映画が
個人的嗜好にあってるみたいだ。
※参考だが、昨年の1位は井筒監督の「バッチギ」。
「ALWAYS 三丁目の夕日」は2位だった。
☆★☆★☆★☆★☆★(豆知識、映画の日は12月1日ですよネ。)