【緑の植物を愛でながら、これから迎える夏を快適に過ごそう。】
ちょっと気の早い話だが、あと2ケ月で蒸し暑い夏。
エアコンを使えば涼しいが「冷房は苦手」「エコに貢献」
「電気代を抑えたい」と考えるなら今年は
「緑のカーテン」がお薦めだ。今から準備すれば、
この夏は快適に過ごせるはず。《貧乏人の私にはぴったり。》
私が就寝する部屋は西日が射す。夏の夜は当然暑い。
しかしエアコンは無い。緑のカーテンで熟睡できる。
そうなんです。「緑のカーテン」とは窓辺やバルコニー、
外壁などにネットを張り、朝顔やゴーヤーなどの
ツル性植物を育てて作る自然のカーテンのことなのだ。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
壁や地面などに使われているコンクリートは、
日差しが当たると熱せられ、その熱が室内を
さらに暑くする。緑のカーテンを作ることで、
日差しを遮り室内温度を下げることができるのだ。
その理由は、植物には葉の気孔から水蒸気を出して
葉の表面温度を下げる蒸散作用がある。そのため、
緑のカーテンを通して入る風は涼しく感じられる訳だ。
ほかにもメリットがあるんだよね。涼しいということは、
《我が家のことでは無いが》エアコン使用を減らせるので
電気代の節約になり、体にも環境にもやさしい。
何よりも栽培や収穫を楽しみながらできる。これが一番。
では、緑のカーテンの作り方《我が家の例》
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
〔用意するもの〕
苗、培養土、肥料、プランター、ツルをはわせるネット、
害虫忌避剤、じょうろ、スコップなど。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
〔植える時期〕
園芸店で苗の販売が始まる4~5月頃。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
〔手順〕
①大きめのプランターの底に鉢底石を薄く敷き、たっぷりの
培養土を入れて苗を植える。
②ネットの上下を固定してしっかり張る。
(ネットが揺れて不安定だと、あまの脇ツルが出ないんだ。)
③土の乾き具合を見て水やりをする。
(土を手で握ってみて固まるようなら水分は充足、パラパラと
崩れるようなら不足。大きく成長したら朝夕たっぷりの水。)
④植物の様子をみて追肥する。(葉がなかなか大きく
ならなかったり、葉の緑色が薄くなってきたら肥料不足。
また、花が咲いた頃は追肥の目安だ。)
⑤親ツルが必要な高さまで伸びてきたら先端を剪定する。
⑥秋になり、太陽の暖かさがありがたくなってきたら片付ける。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
さあ、あなたも今年は緑のカーテンで夏を快適に過ごそう。
【我が家の今年の緑のカーテンはゴーヤー。一挙両得だよね。】
※ヘチマやキュウリ、それにヒョウタンは避けよう。理由?
ヘチマは成長しすぎる。他の2種は早い時期に枯れるから。