【裏庭のタニウツギが満開。残念40年前の姿は僕、記憶無し。】
南こうせつさんのデビュー40周年を祝して2組のCDが発売。
今年60歳。所謂、団塊の世代である。益々円熟味が出てきた。
僕が初めて、南こうせつさんを知ったのはテレビである。
1970年のこと。全日本歌謡選手権に初代「かぐや姫」として
阿久悠さん作詞・こうせつさん作曲の『酔いどれかぐや姫』と
いう奇妙ではあるが印象的な歌で出場。4週勝ち抜いた。
この番組は10週勝ち抜くとメジャー歌手への足がかりとなった。
五木ひろしさんや天童よしみさん、
八代亜紀さんに中条きよしさん。そう演歌歌手の登竜門だった。
「かぐや姫」のジャンルはフォーク。5週目は辞退したのだ。
「南こうせつ」の字も最初は本名の「南高節」。
「なんこうぶし」と読まれ、「高節」をひらがなにしたのだ。
1973年の初秋。その頃も毎朝ラジオのタイマーで
目覚めていた僕の脳天に、ビビッと雷鳴が轟いた。
フォーク青年の僕が作りたいと思っていたような歌が流れた。
そう、名曲「神田川」である。Emで始まるコード進行。
詞にメロディー。まさに天才の登場だ。メンバーチェンジした
「かぐや姫」初の、そして最大のヒットとなったのだ。
彼らはフォーク界の寵児となり、全国ツアーを重ね、
やがて解散、それぞれ個人の活動へと移行していった。
南こうせつさんは、その後日本を代表する
シンガーソングライターの一人となった。
不思議だが僕、「かぐや姫」時代はコンサートに行ってない。
しかし、南こうせつさんとして活動を始めてからは
足しげくコンサートへ通うファンのひとりとなったのだ。
そして今回のCDアルバムは、今までありそうでなかった
“ファンが選んだ”完全BEST盤である。
かぐや姫時代から現在までと、レーベルの垣根を越えた
彼の歴史がこの1枚で網羅出来るのだ。(CDは3枚組だ。)
ボーナストラックとして、2008年1月に行われた
日本武道館公演のLIVE音源を5曲収録。初CD化だ!!!
混沌とした現代社会。こんな時代だからこの歌達が
心に響いて来る。60歳を過ぎても輝きを失わない歌声が
僕達に希望と勇気を与えてくれる。
そう、タイトルは「南こうせつの40曲」。
祝!!40周年なのである。
同じ日にもう一タイトル発売される。
タイトルは「ポロシャツの頃~青春のとりこぼし~ 」だ。
これは、今の南こうせつが、“もう一度、今の南こうせつで
昔の曲を録り直したい”と自ら選曲した、
裏BEST盤とも言える1枚。全曲新録である。
二タイトルとも発売日は今日なのである。
もちろん、二タイトルとも購入した僕なのであります。
今回は「南こうせつの40曲」。の収録曲目をご紹介。
今日も長い記事となりました。お許しくださいね。
【曲目リスト】
★ディスク:1
1. 青春
2. 加茂の流れに
3. マキシーのために
4. あの人の手紙
5. ひとりきり
6. 神田川
7. 赤ちょうちん
8. うちのお父さん
9. 妹
10. 幼い日に
11. 今日は雨
12. 愛する人へ
13. 夏の少女
14. 男たちよ
15. おまえが大きくなった時
★ディスク:2
1. 夢一夜
2. オハイオの月
3. 時は流れて風が吹く
4. れくいえむ
5. 旅立つ想い
6. 満天の星
7. あの日の空よ
8. 葡萄の季節
9. ナイス・ゲーム
10. ひとときの別れ
11. 夕陽に悲しいと聞いてごらん
12. 北の旅人
13. Summer ♪ Angel
14. 輝け愛のメロディー
15. 息子
16. 夕暮れまで
★ディスク:3
1. 青春の傷み
2. 春に想えば
3. ああ旅の宿
4. 国境の風
5. 恋のゆくえ
6. ギターを鳴らせ
7. 恋 はるか
8. まごころに生きる
9. 雨に漕ぎ出そう
10. 男だって泣くんだよ
11. 君がいたから
12. コンサート・ツアー
13. 歌って笑って
14. 友の唄が聞こえる
計45曲。上述したとおりボーナストラック分も
列記したという訳。初夏にピッタリの音楽達であります。
【ひと足先に実妹から母の日のプレゼント、クレマチスが届いた。】