岐阜市で古墳というと「琴塚古墳」が有名ですが、現地に行ってみると樹々に覆われ鬱蒼としていて、古墳なのかただの林なのか区別がつきません。その点、大垣市赤坂地区のはずれにある「昼飯大塚(ひるいおおつか)古墳」は、岐阜県最大の前方後円墳で、しかも造られた当時の様子が分かるように整備されており「これが古墳というものかぁ~」と好奇心かきたてられます。誰でも立ち入ることができるため、子供たちが楽しそうに丘(実は墓なんですけれどね)を走り回っていたりもして、ちょっとイサム・ノグチ作の札幌「モエレ沼公園」を連想しちゃいました。住宅街の中であまり目立たない場所だけれど、なかなか楽しく過ごせますぞ。
上の写真で手前にあるのは本来の姿を表した模型。後ろが古墳で、右側が「後円」の部分。一部には石を敷いたり陶器を並べたりして、墓として祀られた往時の雰囲気を復元しています。
2枚目の写真は「後円」の部分の頂から「前方」の部分を見たもの。高さが13mほどあり、なかなか良い眺めです。
長さは約150m、「後円」部の直径は約99m、けっこうでかいんですわ。背後に赤坂の採石場が見えます。