隊長曰く/RFC名古屋

釣れた日には釣りのハナシでも(笑)

関観光ホテル 西の屋別館 武芸川温泉

2017年03月09日 15時40分01秒 | ビバ♪温泉

 かつて武芸川町(後の関市)の3セクとして運営されていた「武芸川温泉 ゆとりの湯」が、民間に売却され大幅リニューアル後、2017年11月28日「関観光ホテル 西の屋別館 武芸川温泉」としてオープンしました。

 建物外観やエントランスの造り等にどことなく3セク時代の面影は残りますが、それを知らない人ならまったく新しい施設だと思うでしょう。それくらいに中身は一新されています。浴場も休憩所も食堂も、すべてが2〜3倍広くなったのじゃないかと感じるくらい。以前は客入りに対して施設が狭すぎて「ゆとりの湯にゆとりはない」なんて笑ったものですが、現在は以前よりも多くの客が入っているのに、館内で狭苦しさを感じることは、平日ならばありません(週末がどうかは行っていないので不明)。駐車場だけは、以前より拡大されたにも関わらず混み合っていますが。

 さて温泉です。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)です。表記上は以前と変わりませんが、分析書が新しくなっているので、もしかしたら掘り直しているのかもしれません。大雑把に言えば「ちょっと塩気のある重曹泉」ですね。ただし循環消毒濾過は盛大に行っており、カルキ臭こそさほど感じないものの、温泉の「質」には期待しない方がいいでしょう。運良く新湯の注入量が多い時に当たれば(開店直後とか)、とろんとした浴感や肌のすべすべ感が味わえ「実は美人の湯だったんだね」と気づくことができます。小さくてもいいから循環濾過する前の湯を貯めた源泉浴槽が欲しいと思うのは僕だけでしょうか?

 しかしここは泉質だけで語るべき施設ではありません。入浴料に追加無しで使える岩盤浴(専用着・タオル込み)があり、畳の間とTV付きリクライニングチェアを備えた広い休憩室があり、iMac4台を置いたデスクがあり、マンガ書棚があり、関連会社である関観光ホテル直営のレストラン(そこそこ美味しい)がありと、最新のスーパー銭湯も青ざめるほどのアメニティ空間が整っています。実はこの冬、僕は毎週のように通いましたが、目当ては温泉というよりも岩盤浴でした(笑)これだけのモノがあって大人平日680円(土日祝日780円)は、名古屋圏の人間らしく言わせてもらえば「お値打ち」です。

 というわけで温泉というよりスパ銭の仲間として、個人的評価が非常に高い(新)武芸川温泉なのでした。ちなみに岐阜市北部の僕の自宅からはクルマで25分くらいで行けます。最寄りの高速ICは東海北陸道「美濃」ICまたは東海環状道「関広見」ICで、どちらからも10分程度。アクセスも意外に良い場所です。また周辺が自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ」のコースになっているためでしょうか、玄関前にはサイクルスタンドが用意されおり、自転車客も歓迎のようです。

<勝手に通信簿>
泉質 あまり期待しない方がいい B
施設 広くてゆったり、並のスパ銭以上 AA
コスパ 岩盤浴込みで考えると超お得 AA

 ちなみに関市では、市内に残された3セク温泉「上之保温泉ほほえみの湯」「板取川温泉バーデェハウス」も順次民間に売却する予定だそうです。