釣り用カメラといえば「防水or防滴」「小型軽量」が必須なわけで、デジカメでは僕はこれまでオリンパス、ペンタックス、パナソニック等の防水コンパクト機を使ってきました。しかしどの防水コンパクト機もセンサーサイズが小さく、またレンズも画質志向の仕様ではないため(防水機の主流である屈曲式ズームレンズは画質面では不利)、画質は良いとは言い難く、妥協して使うしかありませんでした。正直「これならiPhoneでいいや、7以降は防滴仕様になったことだし」と思うほど。「防滴仕様(水中撮影まではできない)でいいから、もうちょっと高画質にしてほしい」という切実な願いを、僕は抱き続けてきました。
もちろん一眼レフやミラーレス一眼でも防滴仕様のものはありますが、ボディはそこそこ小型軽量でも、レンズを装着してしまうとそれなりの重量になるし、かさばってしまいベストのポケットにはまず入りません。僕も防滴の一眼レフを何台か持っていますが、釣りに携帯する気にはなれませんでした。
ところが先日、僕の悩みを解決してくれるかもしれないカメラをキヤノンが発表してくれました。それがPowerShot G1 X Mark IIIです。このカメラ、シルエットは一眼ライクなのですが小さくて軽い。レンズ一体型ですから電源オフ時は時にコンパクト(ここ、レンズ交換型との大きな違い)。バッテリー込みでも重量は399g。これなら背面ポケットになるかもしれないけれどベストに入れて持ち歩けそうだし、首からぶら下げていても肩が凝る心配はなさそうです。そして待望の防滴防塵ボディ。それなのにセンサーはAPS-Cサイズときたもんだ。機能も画質もおそらくEOSシリーズのAPS-C一眼に匹敵するはずです。
もしかしたら最強の釣りカメラになるんじゃないか、そんな予感がします。釣りだけじゃなく、仕事でちょっとしたスナップを撮り印刷やWebに使うことが多い僕みたいな人間には、仕事カメラとしても最適じゃないかとも思います。山歩きのお供にも良さそうです。今月末発売予定で、市場では12〜13万円程度の予価がついていますが、もう少しこなれてきたら...なんて考えちゃいますね。
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