私の受け持ち講義は、今日で最終回でした。今月は、なぜか色々な用事があって、毎週、大学に行って居ます。
何か、学生に戻った感じです。「お父さんは、大学生かも♪」との言葉に子供たちは白い目で見ます~~~~。
学生時代と変わらない講義室も大学にありました。
今回、知識の伝達の講義と言うよりも、薬剤師としてのスピリッツ、職人としての技術の伝達を心がけました。
私の大学は、研究と臨床を明確に分けようとしますが、私の体験からしますと、臨床を経験してから研究に入ると奥が深くなると思います。その逆もです。医療現場での疑問や興味が研究を行う上でのヒントやエネルギーになりますし、研究で煮詰まった時に臨床現場で観察研究やデータ収集などをしますと思いがけない発見にも結びつきます。
臨床だけ、研究だけと言うのも医療人としての薬剤師の面白みにかけるのではと思います。世界の違う仲間から話を聞いたりするのも有効であるのは上記の意味でもあります。
今年も楽しみな薬学部4年生達でした。