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漢方メーカーから原稿依頼

2008年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 私が東洋医学の世界に入った漢方メーカーさんから原稿依頼がありました。新規に仲間に勧誘する為のものらしいですが、もちろん、私と漢方を一緒に勉強しています友人達も目にするわけです。原稿用紙一枚に何が書けるのか・・・・・。書いたものが以下のものです。

 

 私が本格的に漢方の世界に入ったのは、20年以上前の話です。薬屋2代目の私は、大学時代には化学合成の研究をしておりましたので、店に戻り東洋医学の世界との出会いは異文化、異次元の世界でした。

 家に戻るきっかけになりましたのは、店の近所に地下鉄駅が出来、それと同時に大手の量販ドラッグストアが私の店の“真横”に進出してきましたからです。

 今までは、メーカーさんや問屋さんは、隣にドラッグが来ても私の店の方を大切にして取引をしますので、***の会の製品をお願いいたします等と来ていたのが、手のひらを返すように私達の了解も無くドンドン隣のドラッグに売り込みに行きました。

 そんな状態に地域が野原で民家もまばらだった時から夫婦揃って旅行にも行かず、一生懸命真面目に私達兄弟を育ててくれた両親ですが精神的に疲れていたようで、それを見て私はこの世界飛び込む決心をしました。

 父から受け継ぐ店の経営もそうですが、私の考える本来の医療のあるべき姿を具現化し実践いたしたく、それが東洋医学にありそうな直観があり、誘われるまま色々な漢方メーカーの勉強会に出席させていただきました。

 そこで漢方メーカーとの出会いがありました。勉強の内容もですが、一番の宝は、一生付き合える友との出会いが沢山あった事です。友の事を心に思うと、その瞬間に荷物が届いたり、電話がなったりと時空を超えた心のつながりがある心友(しんゆう)達です。初めて会った時から旧知の幼馴染の様に迎え入れてくれ、その顔は満面の笑みです。ふと自分の壁にぶつかった時に、それを察知したかのように、電話が鳴り、元気一杯の優しさに満ちた友の声が心に染み込む事も多々です。

 一生を通してのお金をいくら積んでも手に入れる事の出来ない大切な友との出会いに感謝です。


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