父から受け継いだ薬局。今年で56年になります。
当店は隣が地下鉄駅の出入り口。目の前には郵便ポストがあります。
開店は朝の8時。ちょうど通勤と通学の人が通る時間帯です。春は、何時も見かける人が居なくなったりする時期でもあり寂しさを感じる季節です。学生服を着ていた人がスーツ姿になったりと・・
そして色々な願いや想いを載せて、郵便ポストに投函する姿。
そんな風景を半世紀に渡り地域を見守ってきました。
私が子供の頃に世話になりました方々は歳をとり、お薬や健康の話しをするように・・・
子供が本州に家庭を持って一人暮らしの年寄りもいます。遠くの親戚よりも近くの知人ですよね。夜でも不安になって話し相手に数時間を費やしたりした事も。
今年、診療報酬改正と言って、「かかりつけ薬局」や「かかりつけ薬剤師」になると保険点数がつき収入が増える様になりました。
私は、今まで保険点数に関係せず、もちろん請求などしたことがありませんが、地域で世話になったからと言う思いだけで・・・
急造の「かかりつけ薬局」や「かかりつけ薬剤師」に違和感を持っているのは私だけでしょうか?
保険点数が貰えて、収入が増えるからと言う、「かかりつけ薬剤師」・・・・