道路を歩いていると、目の前に空き缶が落ちているのが目に入る・・・・
誰かが、拾ってゴミ箱に捨ててくれるだろう・・・・
スーパーで、農作物を見ている。
誰か農家さんが、作ってくれるだろう・・・・。でも、放射能汚染された農作物は嫌だ・・・
なんとなく他力本願になり易いですね。
自分で本当は何でも実行して行動に移せば良いのに、面倒だから、疲れるから・・・と言い訳を考えてしまう。
医療の面でも、そうでないのかなと思います。
病気になっても、疲れていても、寝れば・休めば、誰か治してくれる?
例えば、とてもかゆい蕁麻疹の原因は、アレルギー以外のストレスや疲労などで6割も占めます。また、ストレス性の胃潰瘍や不眠症は薬では根本的に改善されませんよね。なんとなく、薬を飲めば何とかなると言う他力本願。
本当は、自分で治せる様に「自然治癒力」が備わっています。その身体は、食から身体の構成成分を手に入れます。不足しているミネラルやビタミンは、絶対に自分の身体の中で作り出すことが出来ないんです。同じ農作物、例えば、ジャガイモやサツマイモ。北海道と九州・沖縄で栽培された物は、気候や土地の成分の関係で、味はまったく違うんです。人間も同じなんですよね。
自分の身体がしっかり自分で管理やお手入れをしないと、早く身体が使い物にならず寿命が短くなったり、動けなくって自分のやりたい事や夢も叶わなくなってもしまいます。命は身体が無いと駄目だと言う基本的な事実を忘れてしまっているのかもしれませんね。身体は命を維持する大切は物なんです。
漢方薬、例えば、葛根湯(かっこんとう)には、生姜(しょうが)や葛(くず)が入っています。食品です。漢方は、食品の中で、身体を暖めるとか、オシッコの出が良くなるとか、少し作用がはっきりしている食材を中心に組み合わされています。 つまり、最高級の漢方薬は、「食」なんです。
「食」は、「人を良くする」と書いて、だから「食」なんです。
サプリメントみたいに濃縮された成分だけでは限界がある事も理解出来ると思います。元気で旬、そして地物の食材は、「生命力」にあふれています。その生命力を食べる事で身体に取り入れられます。