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医療のシンギュラリティ Singularity

2017年08月10日 | 日記

今の治療の殆どは、薬物治療が基本になっています。

でも、フロイト、ユング、アドラー達が活躍し、問題解決しようとしたのが、人間の心の問題。検査上に異常が認められないのに心身に異常をきたして今までの理論や診断が役に立たない現実。そこで彼らが登場しました。

この分野でも薬物療法は存在しますが、基本的には補助的な物です。

心の問題であり、心のはけ口を探す旅でもあるからです。

薬が効く為には、吸収されなければなりません。

生き物は、栄養を積極的に吸収しようと言うシステムがあります。それがトランスポーターと呼ばれるものです。薬はこのルートを使って身体に取り込まれます。例えて言いますと、偽装パスポートで密入国するイメージです。

次に、生体内では絶えず細胞も、細胞を構成する成分(分子)入れ替わっています。動的平衡です。細胞を壊し新しく細胞を作り上げる。そしてその新しい材料を食(栄養)として摂りいれます。細胞達にとって有害な物もあります。そこで、五観をフル動員してその生命維持に働くのです。特に味は、生命に直結し、後戻りが出来ない位置にあります。毒なのか栄養なのかを見きわめる最前線です。

 薬は、生体の動的平衡システム誤作動を起こさせるものです。ですから薬物治療の殆どが症状や検査数値を改善する物で、根本治療にはなりえません。

 その薬物治療でさえも、ヒトによって効き方が異なります。その差は、生体の動的平衡の感受性の振れ幅に関係しています。つまり、細胞の集合体ですから、細胞環境に原因があります。食とメンタルの両面です。

 何を摂るかも重要ですが、誰と摂るかの方がより重要に思います。もちろん、食の質や内容も重要です。遺伝子操作された農作物の問題や育成環境もポイントになります。

医療費が増大し、医療従事者が増えている現実は、医療のシンギュラリティに迫っている証拠にも思います。

その起爆剤は、「食」を絡めた医療です。

食をベースにした医療でなければ、治療効果があがりませんし、もちろん予防医学も難しいです。

今の殆どの医療費は、糖尿病、高血圧、心臓疾患、脳疾患、腎臓病、高脂血症などの生活習慣病でに費やされています。つまり、食抜きでの医療も、予防医学も出来ないのは常識です。

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