昔の人は器の大きさが桁違いに大きい人が多かったですね。特に国を動かす立場の人や、経済の中心に居た人達です。
彼らの言動を見ていると、あまりにも今のトップ(指導する立場の人達)のレベルが恥ずかしいばかりです。
毎週、新潟の心友(“しんゆう”と私は読んで居ます)から素敵な文章のFAXが届きまして、その中身の多くは昔の素敵な人物の話で一杯です。
今回、特に心に響きましたのは、島田叡と言う人の話です。
その人生を変えたのは、西郷隆盛の一言
西郷が私学校で講義を終えて席を立とうとすると弟子が質問。
「先生、偉い人とはどんな人ですか?」
西郷は答えた。
「偉い人とは大臣とか大将とかの地位ではない。財産の有無ではない。世間的な立身出世ではない。一言につくせば、後ろから拝まれる人だ。死後慕われる人だ」
凄いですよね。人間としてのスケールの違いを感じますし、その一言で人生を変える事ができる、これまた人間のスケールの大きさにも感心します。
医療人としても、私なりの理想の頂上に向けて日々精進です。知識もですが、人間的な成長もです。