伽羅です。
普通は香道で使うものですが漢方でも使います。匂いのあるものは首から上に使うことが多いです。
至上の香りと言われる沈香には産地に由って香りが異なります。
香りには【涼】【香】【甘】【辛】【酸】【鹹】六種味で沈香の香り及び価値を表現します。
沈香とは大きく分けてベトナム産とインドネシア産があります。
インドネシア産は香りが濁っていて、固体が硬い為彫り物等に使用されがちで、 ベトナム産は香りが澄んでいて涼やかな物で、この世で至上の香りと謳われる 物です。伽羅(奇楠)の使い道も多く、中には体を清めるお香や、香油の他にも 香水には欠かせない原料として重宝されています。華人などは漢方薬としても 広く使用されています。沈香には2種類あり、生沈と死沈に分かれます。
伽羅(奇楠)のほとんどが生沈であり、木が生きたまま固体の中に蓄積 した香油を10年~100年かけて精錬してできた物です。
死沈はそれ以上の時間を越えてしまい油の濃度が異常に濃くなり 固体自体はほんのり香りますが、燃やしたときに濁った香りの物が多く 固体であれば、彫刻等の美術品にします。