前回お伝えした「水晶玉ジャグリング」。この商品が秀逸なのは、「ディスプレイ用の台」がついていること。水晶風の球は、眺めているだけでも絵になり、どこか妖艶な雰囲気を醸し出している。行き場の無い「球」ならば否が応でも手にするのだろうが、置き場のある「球」は、見ていることの方が多くなってきた。
さて、11月も中旬を過ぎ、いよいよ雪が。「また、あの季節か…」と億劫に感じる人も
いるかもしれないが、我が家の息子は違う。地面をわずかに覆う雪を見て「今日、雪遊びできるかなぁ!」と目を輝かせる息子。パラパラッと雪が降るのを見て、「今日はスキーウェアと長靴で!」という息子。息子の話を聞いてハッとした。「その場、その場で楽しみを見いだせる人間に!」と凡師はいつも説いていたはず。自称「楽しみを見つけるプロ、楽しさを感じるプロ」としては、息子に遅れをとる訳にはいかない。
よし、今度は絵を描こう。本コラムのカットを担当していただいているお二人のように。
最初のお題は決まっている。
タイトルは「水晶のある風景」。
妖艶な雰囲気を繊細なタッチで描きたい。