愛用品
腹ぺこ家には、そこに横たわると必ず寝てしまうという魔法のソファーがある。帰宅後、食後、風呂上がり。うっかり横になろうものなら、あっという間に夢の世界に誘われる。
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二人暮らしのときはこの魔法に随分悩まされたものだが、今や腹ぺこ家に必須の魔法となっている。抱っこで寝入ったまめたをどんなに注意深く降ろしても、もれなく作動する背中センサー。それが、このソファーだとかなりの確率で作動しなくなるのだ。
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そんなわけで、新生児の頃からお世話になっているこのソファー。結果的にまめたの成長を測るものさしにもなっている。今日もまめたはソファーに寝転がって、生後半年で9,5キロという大物っぷりを見せつけている。
若い人たち13人と2泊3日を過ごしてる。隣町の子どもたちに勉強を教えるボランティア活動。
ご飯が旨い。キムチ鍋(締めにラ-メン)。ウインナーと目玉焼き、ホウレン草とモヤシのおひたし、豆腐の味噌汁。ナポリタン。餃子(水と焼き)。米を毎回1升3合炊く。今朝は卵とサラダ菜と ハムのオ-プンサンドだった。洒落てる。今日の昼は、地元の牛肉を贅沢に使ったカレーだそうだ。炊事係が毎日の買い出しから調理まで責任を負う。立男の仕事は、ス-パー往復の運転と、ミ-ティングで話を聞くことと、何かあったら寝ないで対応するために早く寝ることだ。オプションは、立男の部屋で〈軟禁〉希望の奇特なのが一人いて、勉強〈監視〉の仕事。ベッドから時々見るといつも真剣だ。中身のほどは知らない。
唯一の難は、宿舎に和式便器しかないことだ。人生前半が和式の立男でさえウンザリして屈んでる。家より飯を喰うので苦痛は倍だ。だが、津波だって、戦さだつて、いつも突然にやってくる。足腰の弱さと邪魔な腹に泣いてる場合ではない。いつ何時こっそり〈屈む〉機会に恵まれる、いや迫られるかわからない。座ってできる当たり前に感謝しつつ、緊急時に咄嗟に適切な場所を見つけ、紙が無くとも創意工夫し、さっさと始末できなければ生きていけない。そのいきむ力、いや生きる力のスタイルは「和式」しかあり得ない、なんて思う。目の前にトイレットペ-パーがあるだけ幸ウンなのだ。さて、愛すべき「教師の卵」たちは、ここらの大事なことをどう考えているだろう。
スマホの小さな画面と小さなキーボードで格闘した今回記事。文は書けても文章は無理だな
家に帰り、「洋式」のありがたさつくづく実感。少なくない学生が事後の温水は使わない、気持ち悪い、って言っていた。こんなに快適なのになあ…
画像のナポリタン、1人前150グラムの大盛り。毎食、こんな感じ。若者はこれをお代わりする…。
波風立男氏のもう一つのブログ「波風食堂 準備中です」、更新しました。こちらを『公式裏ブログ』と表現していますが、危険なものは何一つ無いので、安心して訪ねてみて下さい。公式が舞台中継風(役者:波風氏、凡師さん、腹ペコさん)に対し、裏は日記風(やや創作部分あり)です。楽屋備え付けの備忘録みたいなものです。右袖のブックマークからも入れます。
1月11日と1月13日の2回で、正岡子規の言う「淡泊」をテーマに書いてみました。
