波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

詩「死ね日本」(上)

2016年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム
 私たちは上手に飼い慣らされている途中なのだろうか。真っ当な怒りを持てなくされてしまうのだろうか。
  5年過ぎた3.11。再稼働した(再稼働したい)電力会社社長さんの「安心してください。絶対大丈夫です」の言葉が今年も無い。底なしの無責任。TVや新聞は被害者の絶望に溢れ、加害者の謝罪の言葉が見当たらない。鬱屈した思いつのる。
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 〈言葉〉がいつになく気になる。「最近の若い者は…」とつい思う老人のせいだとも思えない。言葉の話題2つ。
 『野球賭』の投手(26)が「奥さんと球団に謝罪しました」と記者会見冒頭で。公私の区別、公的場面の言葉づかいを知らない若者の無知な姿を見る。これでは賭博同元にやすやすと篭絡されるわなあ。「勝つこと」だけ教えられ大事なこと学ばなかった末路を見た思いする。なんで妻なんだ?と思ったら、あの不倫議員もそうだった。向こうは「妻」だったが、五〇歩百歩だな。
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 『広島・中3自殺』は詳細がわかるにつれ指導の全てがズレているというか、間違っているのに驚く。「先生は話を聞いてくれない」と思っている生徒に、「面談廊下で5分立ち話」の担任の生徒指導・進路指導に声失う。使う言葉も、交わす関係も、使う場所も全てが狂ってしまった言葉の悲劇。命の尊さを教える学校で死に導く悲しい言葉…。【続編「下」に続く】
 

 
公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」同時更新しました。
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第98回/ルーツ

2016年03月12日 | 【保管】腹ペコ日記

  ルーツ

愛想のいいまめたも、いずれ人見知りがはじまるのだろうなぁと思っていた。ところが、相方さんも腹ペコも、赤ちゃんの頃にそこまで人見知りしなかったことが判明。思いがけず、まめたのルーツが明らかになった。

・・・

他にも、指二本のゆびしゃぶり(相方さん)、噛み癖(相方さん)、風邪をひくたび気管支炎(腹ペコ)など、自分たちの覚えていない過去とまめたとのつながりが続々と明らかに。まめたの初帰省は、まめたと自分たちのルーツを巡る旅になった。

・・・

さて、親孝行に加えじじばば孝行のまめた。帰宅してから夜泣きがはじまった。「これが帰省中、あるいは4月だったら大変だったね」と、まめたの計算され尽くしたタイミングについて、眠たい目をゴシゴシしながら語る我々コンビであった。【作:腹ペコ

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怖い顔の小林節さん

2016年03月11日 | 新聞感想

聞(3/8道新)1面使い「憲法の根本は『個人の尊厳』の保証。守るのは権力者の義務」「上から目線の改憲論を聞くと血がたぎる。気に入らねえな」の見出しに波風立男氏はワクワクした。
              
年の衆院憲法審査会で、安保関連法を違憲と断じた憲法学者の小林節さん(66)だ。自民党のブレーンで「改憲派」の名うての御用学者がこの頃は左に寄ってきたように思っていた。だが全然違った。「生まれつき左手に障害がありいじめも…高校では不登校にも…やくざ者のように気に入らない奴を叩きのめす暴力に憧れた時期も」「大学で憲法の根本は『個人の尊厳』の保証…憲法っていいな…人間は文明を持つ動物…暴力でなく言葉で抗わなければ…憲法を武器に差別と闘える」を読み人物を知る。「まるで『貴族』のような世襲議員の首相が、上から目線で改憲論を語るのを聞くと血がたぎる。人は等価値なのに、気に入らねえな。反発するのは、自分の尊厳をかけた闘い」に読んでいて熱くなる。そして、波風氏が生きている間に、「恐ろしい政治、王政政治のような勝手」がまかり通ることが十分にあるのだ、と思った。
                          
林節さんを気に入った理由が別にもある。この顔だ。ママヨさんが「怒り出した時の君だね」と言う。小林さんの顔は確かに怖いがチャーミングだと思う(笑)。イタズラなんかしていそうだ。波風立男氏の場合は10人中8人が「怖い顔」と言う。本人がそう思ったことは無い。前に、小学校で働きたいと言ったら「その顔では無理だ。怖すぎる」と偉い人に言われたことがある(涙)


今日は、公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」も同時更新しました。

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早春の葉書

2016年03月10日 | 日記・エッセイ・コラム

 葉書2枚送る。1枚は手作り羊羹を送っていただいた恩師にお礼。雪がとけたらママヨさんと遊びに行きます、と書いた。
                  
 もう1枚は手紙をいただいた教え子に。昨年末に喪中欠礼の連絡もらいずうっと気になり、先月初めに手紙を書いた。いっそう悲しみを与えてしまうのでないか…、今言葉をかけなくてどうする…逡巡の末に出した。出した後に後悔した。それが薄れた頃に手紙の返事が来た。そこには、「何度も何度も読みました」とあった。立男もその手紙を何度も何度も読んだ。葉書で、手紙が確かに届いたこと、何度も読んだこと、手紙を出すことを伝えた。
           
 年々、言葉に対して慎重になっていく。前は、言葉の選び方、言葉の意味が主だったが、今は少し違う。話し言葉とは違う書き言葉の重さを感じている。コトの次第と相手にもよるのだが。右は、実際に出した絵葉書(文面はブログ用の遊び)。新しいポスターデザインの原画。


近頃、10年近くわだかまっていたことが氷解した。きちんとした謝罪がされたからだ。ママヨさんと、相手の立場で考えるということ、自分たちも非を認めて謝罪できる人間なのだろうかと静かに話した。穏やかで明るい春の午後だった。

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【その254】 ラーメン

2016年03月07日 | 【保管】一寸凡師コラム
  ラーメン

 長男と一緒にラーメン屋へ。以前はラーメンが苦手だった長男も、今や立派なラーメンマン(笑)。最近は、週末と言えばラーメンを食べてるよう な・・・。凡師と長男のお気に入りは、ホウレンソウのトッピング。
   スープに浸して食べるホウレンソウは格別。緑黄色野菜は体にも良い。

                                                                 

 3月に入り、気温が緩む日も。今日は雨も降り、解けきっていない雪道がツルツル路面に。ツルツルするのは麺だけで充分なのに・・・。
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