波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第13回『ほんのおつきあい』全記録 (中)

2019年10月13日 | 読書

KK(女) 自分の読書のテーマは、読んだことの無い作家を読むこと。
『こちらあみ子』(今村夏子著:筑摩書房)、発達障害の子が主人公、読みたい人が読めば、捉え方はあなた任せの感じ★★+1/2★。『乱暴と待機』(本谷有希子著:メディアファクトリー)、決められた人間関係でなく、一生を一緒に生きる幼なじみの男女★★+1/2。おすすめは『怒り』(吉田修一著:中央公論社) 、どうしょうもなく好きな本(笑)、映画も良かった。愛することはできても信じることの難しさ、「信じる」とはどういうことなのか、読み終わって涙止まらない★★★★★。
 
HY(男) 1ヶ月で芥川龍之介7冊読む。おすすめ第1位は『蜘蛛の糸』、2位『トロッコ』、3位『地獄変』。『蜘蛛の糸』の読み聞かせ始めた。※参加者に聞く「私の選ぶ龍之介1冊」-『藪の中』(YN)、『蜘蛛の糸』(ママヨ)、『地獄変』(KK)、『蜘蛛の糸』(MS)、『蜜柑』(波風)。
 
SK(男) 『マネージメント』(ピーター・F・ドラッカー著:ダイヤモンド社)、仕事に対する考え方と姿勢を変えてくれた本。自分の仕事が日本の食文化を守る営みであり、そこに企業の責任。折に触れて読む大事な一冊★★★★★。『考え方』(稲盛和夫著:大和書房)、京セラ創業者による自己成長と満足感を得る努力の方法★★★+1/2★。おすすめは『ヘイ・ジュード』(小路幸也著:集英社)。古書店経営の4世帯家族が活躍する「東京バンドワゴンシリーズ」の13冊目の最新版。小説はこの作家のこのシリーズしか読まない(笑)、当然★★★★★。(次回に続く)
 

 
公式裏ブログを『最後の方も面白そう』で更新 玉子とチーズの燻製、葡萄ゼリーつくる波風氏。パンとヨモギ餅つくるママヨさん。お世話になった方々に配ってくる時々面白いこと言うから『ママヨさん言行録』を書き残して置きたい。
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第13回『ほんのおつきあい』全記録 (上)

2019年10月11日 | 読書
9月29日(日)午後、波風食堂に7人(内、初参加1名)で読書交流会。昨年8月の1回目からずうっと続いているのが嬉しい。今回は、小説、エッセー、ビジネス書、経済書、ダイエット、対談集と実にバラエティー。

YN(男) おすすめは、前回KKさん紹介の『教団X』、600頁2週間の読書だったが、長く感じなかった。科学的知識を使った小説が好き。頻繁な「性」の場面、ここまで必要かなあ、電車で読んでいて困った(笑)★★★★。『失われた地図』 (恩田陸著:kadokawa) 、フアンタジーとしては楽しいが★★。『未来の大分岐』(マルクス・ガブリエル著:集英社)、資本主義が危機的状況にある今、哲学、政治、経済、世界の知性が描く羅針盤★★★★。『マンガでわかるこんなに危ない!?消費増税』(消費増税反対botちゃん、藤井聡他著:ビジネス社)、芸人中田敦彦のユーチューブの紹介で読む。消費税の仕組みと害悪が一発で分かる★★★★★。
 
ママヨ(女) おすすめは、立男君が図書館から借りてきた『ブスの自信の持ち方』(山崎ナオコーラ著:誠文堂新光社) 、「ブス」の言葉で人を貶める差別社会、人権侵害を白昼堂々批判する清々しさ。前から好きな作家、人と自分は違っていて良い、違っていても共生できる社会は作れる、に共感。小説『人のセックスを笑うな』、『趣味で腹いっぱい』もそうだが、常識を疑う感覚に親近感★★★★。MSさんが前回紹介し、お借りした『和の暮らしの歳時記』、若い頃は忙しさや経済的理由で無理だった昔からの季節に沿った暮らし方を、少しづつ意識していければいいなあ★★★★。
 
MS(女) おすすめは『一番よく分かるカロリー 早わかりBOOK』(西東社編集部)、職場の健康診断前に体重を減らしたくて(笑)。食品の写真にカロリー掲載、診断後開いていない(笑)★★★★★。同じ理由で『食べ合わせでキレイにやせる』★★★★と『食べてやせる魔法のダイエット』(笑)。岩合光昭さんの猫や『世界のかわいい窓』の写真集を、図書館の畳の小部屋に座って開きゆっくりと時間を過ごした(凄い、あそこ利用した人を見たこと無いの声多数)
 
※次回に続く
 

 
紹介された本を別の方が読むのが増えてきた。これも読書会の醍醐味だね 主催者の波風氏から、波風珈琲と玉子プリン提供。玉子プリンは食堂メニュー『うどんセット』のデザートにも時々つけるが、手作り練乳を加えるのがミソ。
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言葉のケイコ【その弐】

2019年10月08日 | 【保管】言葉のケイコ

こいこい

い頃は、絶えずうっとりするような瞬間を求めていました。素敵な恋をしたい、ロマンチックな出来事が訪れてほしい。そんな素直な欲求を叶えてくれるのが恋愛小説や少女漫画。いつか私の身にもこんなドラマチックな出会いがあるかもしれない、と考えるだけで楽しくドキドキ。当然そんなことは簡単に起こるはずもなく何かに追い立てられるように日々を過ごしていると、だんだんと夢を見ることもなくなってきました。と同時に恋愛小説を読むこともほとんどなくなってきたのです。だって現実は、小説より奇なり、ですものね。


んな風にすっかり大人の階段を上りきった私ですが、濃い恋の、大好きな小説があります。江國香織さんの『神様のボート』。「昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。」というキャッチコピーにどうしようもなく惹かれました。いつまでも愛する人を想い時間を止めた母と、成長するにつれて「現実に生きたい」と願うようになる娘との対比が徐々に色を濃くしていき、どうしようもない切なさを生んでいきます。「骨ごと溶けるような恋」とはなんという情熱的な表現でしょう。そんなの経験したことない、けど、わかるのです。わかったような気になるから、小説は面白いんです。
「骨ごと溶けるような恋」の結末は様々な解釈ができるでしょうが、私はおそらく最もロマンチックな解釈をして号泣。まだまだ私も夢見るお年頃、ですよ。

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この頃のこと。

2019年10月07日 | 日記・エッセイ・コラム

書館に頼んで購入して貰った新刊書『そのうちなんとかなるだろう』(内田樹著:マガジンハウス)読む。身体発の言葉が、活字で読む『かもめ食堂』の読後感に重なる。「なんとなくやりたいことをやり、なんとなくやりたくないことを避けて過ごしてきて・・・結局、どの道行っても今の自分と瓜二つの人間になっていたのだろうなあ」なんて。

発がいかに巨大な利権の巣なのかをチラ見程度だが教えてくれる『関電事件』。原子力村(住民は、庶民食い物にする事業者と政治家、御用学者、忖度官僚等の特権的な方々)からすれば、こういうふうに明るみに出ちゃったのは実に初歩的な失敗なんだろう。さて、誰を使ってどう誤魔化すのかなあ。

グビーが面白い。政治も経済も文化も、庶民をなめきった算段で着々と面白くなくさせられる中。この前のサモア戦、田中史朗選手の絶妙なパスもう凄いが飛び上がってしがみついたタックルに痺れた。

焼きうどんは、茹で時間を8分(通常10~11分)、麺は160グラム、玉子は出汁が濁らない出汁巻き(ママヨさんは月見玉子派)が良いと思うな。
久しぶりに鉛筆でイラスト描く。本当に久しぶり。描かないうちに花が終わる。昨日咲いた朝顔が固定したようにそのままの姿。閉じられない悲しみ・・・。


『そのうちなんとかなるだろう』の「あとがき」も味わい深い → 「内田樹の研究室へどうぞ 卵とじうどん作る。「これなら食べられる」と体調少し崩したママヨさん。手作りの麺と汁をベースに、夏野菜冷やし、鍋焼き、カレー、卵とじ作る今年。

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『老境まんが』を読みながら

2019年10月04日 | 読書

 

題名に惹かれて、『老境まんが』(山田英世・編:ちくま文庫)読む。発行は今年2月だが、収録の14作品(14人の作家)は、ほぼ昭和のもの。全部が傑作、好きな作家ばかり。初めて読むのは2作品だがこれ含めて全てが新鮮。誰かと感想交流してみたい星空の晩。その相手筆頭のママヨさんは、クスクス笑いながら『身近な虫たちの華麗な生き方』(稲垣栄洋著:ちくま文庫)なんて本読んでいる。

 

夕食後の話題に、ケイコさんも取り上げた漱石著『こころ』。「高校時代、とても恐ろしい気がした」とママヨさん。「あの時代の死生観と小説の作り方が印象に残っている」と少し前に読んだ波風氏。こんな感じの交流もいいなあ。青空文庫(著作権切れ作品を収録し無料閲覧できるインターネット図書館)使えば近現代作品も無料で使える。漱石も鴎外も龍之介も、賢治も(作者没後70年で著作権切れる)。『ほんのおつきあい 文豪版』なんて感じ。


手打ちで鍋焼きうどん作る。茹でて煮る手間かかるが、その苦労に値する美味さ。かけウドンより、太麺にして茹で時間短くするのが肝要。調理楽な月見玉子か、汁濁らせない出汁巻き玉子焼きかを検討中。掻き揚げの材料と大きさも 昨年末のTPP発効で著作権保護期間が50年から70年に(発効前までの期限切れは除かれる)。

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