※前回からの続き
MS(女) (開催されていれば)交流予定無し。聞くだけ参加希望でした。 ※こういう参加も嬉しい(波風)
ママヨ 『ベルリンは晴れているか』(深緑野分著:筑摩書房)、舞台は大戦直後のベルリン、知らなかった敗戦後のドイツ人の生活、ソ連や米国との関係、ユダヤ人や障がい者、今に通じるテーマを膨大な資料を読み込み一人称で小説化した若い日本の作家に驚く。ミステリー仕立てが難で★4。『abさんご』(黒田夏子著:文藝春秋)、横書きの表題作(芥川賞75歳で受賞)と縦書きのデビュー作(26歳時)のリバーシブル本。縦書きの方は、状況と心が繊細な描写。縦書きの方は読んでいる途中だがとても疲れる(笑)★3。
おすすめは『13歳「私」をなくした私』(山本潤著:朝日新聞出版)、波風氏が読むのを躊躇していたすきに読む。時間かかる私が2日で読了。同性だが知らないことを知らされ、性暴力だけにとどまらない「人間とは何か」、「苦しみをどう生きるか」という普遍的テーマを考えさせられる。読みやすく、問題解決資料が親切★5。
日
波風氏 『セカンドライフ、はじめてみました』(bonとpon著:大和書房)、ファッション的な暮らし方にしぼった老後生活を可愛く、楽しく、仲良く。束縛されずに「人は人・自分は自分」の精神はマル★3。『信州ハンドクラフト手帳』(伊藤まさこ著:信州毎日新聞社)、この手の本が好き(笑)、信州松本で見た民芸思い出す、使ってみたい道具満載とくにザル、落ち着いたレイアウトと写真使いと価格1.500円が素敵★4。『13歳「私」をなくした私』、理解できないところ多いが男が読むべき本★5。『週間文春3/26、4/16号』の近畿財務職員手記の大スクープ記事、SNさんの意見に同じ、コロナ禍で風化させてはならない、「再調査必要72%、必要無し16%」(4/21朝日朝刊の世論調査結果)★5。
おすすめは鶴見俊輔著『戦時期日本の精神史』、コロナウイルス禍を「第3次世界戦争」とみなし権力集中・人権侵害を目論んだり、当然の論争や表現を「対立」とし問答無用の「一致」求める情報操作、当然のように「自分だけは」の格差と分断が広がる今、揺るぎのない精神と暮らしの土台を再確認できる一冊。戦争動員の手口と市民心理、間違わない判断と勇気をまなぶ★5。
今月26日(日)予定の読書交流会はやはり中止します。やっても落ち着かないからです。5月には波風食堂開店とともに実現したい ママヨさんがマスク作っている。なかなか素敵。ウドンでも作ろうかなと思う波風氏。